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イギリスでの小学校選び 公立?私立?日本人学校?どこから手を付ければ良いのか。

お父さんです。

このブログは地元の公立中高で学び、地方大学を卒業した庶民派お父さんがひょんなことから子供二人の都内私立小学校受験を経て、またまたひょんなことで子供たちがイギリスのボーディングスクールに合格するまでの道のりを綴っています。

今回の記事について                                      
前回までの記事で、苦労して入学した日本の小学校受験からイギリスへ来ることになった経緯を書きました。今回の記事は、イギリスでの小学校選びについて書きたいと思います。
小学校と言っても色々な選択肢がありますが、その一覧と我が家がどのような理由でイギリスの現地校に入学する事になったのかについての記事です。皆さんの参考になれば嬉しいです。


我が家は妻、娘、息子、私の4人家族。娘と息子の学校をどうするかは家探しよりも重要な案件でした。イギリスに渡った時の子供たちの年齢は娘が9歳(小学3年生)で息子が7歳(小学1年生)。色々と苦労して日本では小学校受験をして入った私立小学校に通っていたため、そもそもイギリスに来るべきかどうかすら悩んでいたくらいだったので、妻を中心に「イギリスでの学校をどうするか」は我が家の最重要課題でした。

選択肢は以下のような感じです。

①イギリスの私立小学校(Independent school)
  ⇒最近はこのパターンが一番多い気がします
②イギリスの公立小学校(State school)
  ⇒こちらも多いパターン。でも入れないケースもあり
③日本人学校
  ⇒いつかは帰国し中高受験を考えて日本の教育を維持。こちらも多い
④インターナショナルスクール
  ⇒海外を転々とされる方に見られるケース

それぞれの家庭での考え方によると思いますが、まずは以下の2択がスタート地点です。

A:子供を英語の環境で学ばせたいか(仮に数年間の在住期間だけでも)
B:子供を日本語の環境で学ばせたいか

我が家の場合、日本にいた時は苦労して入学した小学校受験を経て二人とも私立小学校に通っていたため、数年後に帰国して元々在籍していた小学校に復学して中学・高校・はたまた日本の大学受験に備えることを考えると、日本のカリキュラムにおける学力維持のためには、Bの方が良いかなと考えていました。またロンドンにある日本人学校のレベルは非常に高いと聞いたので、その意味でもBのモチベーションが高かったです(例:帰国枠の中学受験で有名難関中学に複数合格しています)。

一方でせっかくイギリスにいる事で、イギリスでしか学べない事(英語など)や、できるであろうイギリス人の友人のこと、子供たちの経験を考えると、どうなるか分からないけどAの選択肢もぼんやりと魅力的だなーと妄想していました。また、ある意味でケチ臭い考え方なのですが、せっかく日本の私立小学校に入学できたのに、Aの選択をすると、日本の私立小学校に入れた意味がないじゃないかと思ったのも事実です。これについては、ビジネス的な用語で言うと、典型的なサンクコストの罠というか悩みにハマっている訳ですが、実際問題、相当に妻と共に悩みました。

例えば、中学への進学はどうなるのか(当時通っていた日本の小学校はエスカレーター式で中学・高校までありましたが、中学進学時に学力テストがあり、帰国時に対応できるのか)またAの現地校という選択肢を取って、復学しても勉強に付いていけなかった場合、最悪またゼロから中学受験をするのか否かなど帰国時の事を考えると相当決断をするのにストレスがあったのを覚えています。

妻からは「せっかく入った私立の小学校はどうするの?」と言われました。子供たちにも質問してみましたが、まだ小さかったこともあり、どちらとも言われませんでした。そりゃ分からないですよね。。
皆さんはどう思われますでしょうか。

ここから更に2,000字に渡り詳しいステップや考え方について書いていきたいと思いますぜひご覧ください!

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