学校見学では、どんな点を見学の際にチェックしたか。ホームページから分かる学校の雰囲気とは?
お父さんです。
このブログは地元の公立中高で学び、地方大学を卒業した庶民派お父さんがひょんなことから子供二人の都内私立小学校受験を経て、またまたひょんなことで子供たちがイギリスのボーディングスクールに合格するまでの道のりを綴っています。
今回の記事について
今回は、イギリスで小学校を選ぶ際のチェックポイントについて書きたいと思います。前回の記事でイギリスにおける小学校の選択肢について書きましたが、それを踏まえて今回は具体的な学校選びについての実体験記事です。具体的なチェックポイントや予め見ておくと良い点について書きたいと思います。皆さんの受験に向けた参考になれば嬉しいです。
前回の記事ではまずどこから手をつければ良いかを書きました。
結果的に我が家はイギリス式のカリキュラムの私立小学校に入ろうという事を決めました。良さそうな公立小学校がベストではありますが、入れないのでやむを得ない判断でした。
そうと決まれば、どこの私立小学校に通うかという事ですが、こちらも悩みどころです。なんとイギリスには、エリアにはよるものの町に平均1校は私立小学校があるぐらい多くの私立小学校があります。規模は1学年20名程度(1クラス程度)から100名ほどの大規模な学校と様々。Wikipedia及びThe Independent Schools Council(ISC)のレポートによるとイギリスに私立
の小学校は500校以上もあるそうです。ちなみに日本の私立小学校の数は約240校だそうで、イギリスの人口が日本の半分だと考えると相当な数だという事が分かると思います。ちなみに私立小学校の多くはプレップスクール(Preparatory school)と呼ばれており、いわゆるシニアスクール(Senior school)へ進むための試験の準備を含めたカリキュラムになっている学校という位置づけです。
こんなにたくさんの学校数があるので、選ぶのはとても難しいですが、私のおススメの方法を結論から申し上げますと
「できるだけ多くの学校を実際に訪問して学校の話を聞いてみて、自分の価値観や感覚に合うかどうかを自分で確認する」です。
私は公立小学校を含めて合計7-8校程度を訪問しました。多いのか少ないのかは分かりませんが、妻も含めて何も知らない中での学校選びなので、自分で確認しないとなという使命感があった事、また家族はせっかく日本で通っていた私立の小学校を一時的に中断してまでイギリスまで来てくれるのだから、父として責任を果たしたいという気持ちがあったのだと思います。
まず、学校探しのとっかかりとして考えたのは、以下の3つです。
①知り合いからの口コミや評判
②ウェブサイト
③大体この辺に住むかなと考えている自宅エリアからの距離感
①の口コミについて:
口コミは本当にとても参考にさせていただきました。会社の同僚(日本人もイギリス人も)や、ウェブサイトに掲載されている口コミ情報、またISCも見ました。
②のウェブサイトについて:
個人的な意見ですが、実は意外と学校の姿を反映しているのではないかと思います。具体的にはウェブサイトがしっかりと具体的に作られている学校は、学校の体制やカリキュラムもある程度ちゃんとしている傾向。一方そうでない学校は少々緩いところがあり、一言で言うとショボい内容が透けて見える学校は、傾向としてカリキュラムや体制も緩いのではないかという感触です。あくまで個人的な経験に基づく感想です。当然ウェブサイトだけの見掛け倒しもあると思いますので、あくまでとっかかりとして考えるという程度で考えて頂ければ。
実際ウェブサイトから分かる事は非常に多いと思います。
例えば、学校の雰囲気(校舎や校庭の広さ、授業の様子のイメージ), 授業内容, カリキュラム,学校の規模、1クラスあたりの人数、どういうイベントがあるかなど、非常に多岐にわたります。とはいえ、ウェブサイトはしっかりしている一方で、行ってみると少々感覚に合わないなとか、疑問が残る学校もあり、あくまでも始めのとっかかり材料として役立つというイメージです。
③の自宅エリアからの距離感について:
大体の絞り込みのイメージです。我が家の場合は学校のエリアや候補を最初に絞り込んだので、ある意味自由に学校を決められましたが、それでもオフィスから2時間のところにある学校を選ぶのかというとそれは無理ですし、なんとなくこの辺に住むかなとイメージしている場所と全く違う場所にある学校は候補に入れないなという程度の感覚です。候補があり過ぎると非効率になったり迷い過ぎたりするので、その意味で住むエリアをまず選定して、そこからざっくりと学校の絞り込みをしました。これでも十分過ぎる学校の候補は出てきますので、心配ありません!
ちなみに私立と言っても、これまたいくつかのパターンがありまして、大きく以下の3つです。
A:Year1~Year6 もしくは Year1~Year8までで、Senior school(中学-高校)に向けてのプレップスクール(Prep school)としての位置付けの学校
B:Year1~Year13までのSenior school(中学-高校)まで含まれている一貫校
C:AとBの中間
知らない情報がどんどん出てくる度に「マジか」と思いながらウェブサイトを見ておりますと、この辺の情報はすぐに出てきます。また子供の年齢により、どのタイプの学校に入れるかは非常に悩ましい所だと思います。我が家の場合は子供の年齢・学年がまだ低いこともあり、どのパターンでもまぁ良いかと思ってました。
その上で実際に学校に見学を申し込んだ時の手順ですが、以下の感じです。
ここから2200文字に渡って具体的なステップについて書いてます。ぜひご覧ください。
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?