イギリスから帰国後に入学した都内某インターナショナルスクールはどんな感じだったか。授業の感じや学校のイベントなどについて。その②
お父さんです。
このブログは地元の公立中高で学び、地方大学を卒業した庶民派お父さんがひょんなことから子供二人の都内私立小学校受験を経て、またまたひょんなことで子供たちがイギリスのボーディングスクールに合格するまでの道のりを綴っています。
今回の記事について
前回の記事で、日本の主なインターナショナルスクールの比較や入学までのプロセスについて色々と書きました。今回は娘と息子が入学したインターナショナルスクールの普段の様子(クラスメートや学校の感じ)について続編(その②)を書きたいと思います。皆さんの参考になれば嬉しいです。
■前回までのおさらい
前回までの記事では、3回にわたって、我が家が問い合わせをしたインターナショナルスクール6校について、教育方針、進学実績、その特徴などを私の視点(私見)で書かせていただきました。さらに実際に入学した学校でのクラスメートの雰囲気や構成、また実際の授業の時間割やカリキュラムについて書きました。
クラスメートについては、ざっくり3種類くらいにタイプが分かれる事や、それぞれのご家庭のバックグラウンドなどについて書かせて頂き、また授業の時間割については、息子が通った学校のリアルな時間割の紹介と共に、その特徴や、イギリスで通っていた学校との対比なども書きました。
それを踏まえ、今回は以下の点について書いていきたいと思います。
■具体的にどんな授業内容なのか(難易度含め)
■勉強以外のスポーツや学園祭などについて(インター同士の交流含む)
順番に書いていきます。まず最初に授業内容についてです。
■具体的にどんな授業内容なのか
息子が通っていた田園都市線沿いのインターナショナルスクールを例にします(Grade7=中学1年生)。まずメインの英語と算数から紹介します。
英語
英語についてはさすがにインターナショナルスクールなので、日本の学校よりも難易度は高いです。特に作文(Writing)については難易度高そうだというのが私の印象で、「あなたはどう思うのか」という問いかけに対して、論理的にロジックを積み重ねながら答えさせるのが特徴だと思います。何回も繰り返し学校から言われるのが、「本をたくさん読んでください」という事で、本を読むことで英語の様々な表現(Simile, Metaphor, Personification, alliteration等)を身に付けたり、自分でそれらを使って表現できるようになる事が求められます。本はどれくらい読めば良いのかについてですが、学校から言われたのは、月に3-4冊です(週に1冊くらい)。おススメの本も以下のような感じで教えてもらいました。
おススメの本としてはSakura Medalというのが毎年発表されており、High School用、Middle School用、Elementary School用がそれぞれ用意されています。参考までにMiddle School用のものを以下に掲載します(サンモールインターナショナルスクールのウェブサイトから引用しました)
このような読書を重ねて、例えば読書感想文のようなものを宿題の一環で書くのですが、息子が書き上げた、「HOLES」という本を読んでの作文の一部は以下です。いかがでしょうか。これで1/4 くらいの分量ですが、私自身は「なかなか難易度高いな」という印象を持ちました。
これが全部で約8ページくらいに渡って感想と共に作文としてまとめられています。おそらくこの分量の英作文を書くのは、大学生や社会人でもそれなりに難易度高いと思いますので、この辺はインターナショナルスクールならではかと思います。いずれにせよ、中学1年くらいの段階でこれくらいの課題は出されて、それをこなす必要があるという事ですね。ちなみに息子の作文はこれで「中の中」くらいのグレードでした。本人的にはいつも通り自身満々に「力作!」と意気込んでいたようでしたが、あえなく「普通」という評価が下された英作文です。。。
算数
一方で算数については、正直言って日本の学校に比べると随分簡単に感じます。英語での問題文に慣れる必要はあると思いますが、内容自体はそんなに難しくなく、テストでも「あれ?こんなもんなの?」という感じです。
具体的には以下のような感じです。
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