初めての英語の授業。 英語の基本 "フォニックス"って何? フォニックスは3段階からスタート
お父さんです。
このブログは地元の公立中高で学び、地方大学を卒業した庶民派お父さんがひょんなことから子供二人の都内私立小学校受験を経て、またまたひょんなことで子供たちがイギリスのボーディングスクールに合格するまでの道のりを綴っています。
今回の記事について
今回の記事は、我が家の子供たちが入学したイギリスの小学校においてどうやって英語を学んでいったのかについて書きたいと思います。前回の記事では我が家の子供たちの時間割について書きましたが、今回は具体的にどのようなステップで英語を学んでいったのか、具体的にお伝えします。おそらく英語の学習初期段階ではフォニックスは必ず通るプロセスだと思います。皆さんの参考になれば嬉しいです。
我が家の子供たちが学校に通い始めた時、学校のサポートが本当にありがたいと思ったのは、ESL(Englisha as Second Language)と言って、英語が母国語でない子供のためのサポートです。通っていた学校は海外から来た子を受け入れる体制が整っていたこともあり、まずは英語での授業に付いていくための特別授業が用意されていました。マンツーマンか生徒2人に先生1人くらいの感じで先生が付いてくれて、最初の3-6か月くらいは現地のイギリス人の子供たちが英語(国語)を学んでいるときに別部屋で授業を受ける&放課後に30分ほど残って補習を受ける感じでした。
そこで最初にやり始めたことがフォニックス(Phonics)の基本でした。
日本の子どもが「50音」でひらがなを覚えるように、イギリスでは"フォニックス"で英語を学びます。
「フォニックス」とは、英語を学ぶ際に用いられる音と文字を結び付けた(音韻学)学習方法です。
フォニックスでは、英語の音を結びつけて文字を覚え、それらをまた音声と結び付けて言葉を形成することを重視しているようです。具体的には、子音/母音/子音組み合わせの規則性に基づいて、音と文字の関係を学びます。例えば、"cat"のような3文字の単語を学ぶ場合には、最初に"c"の音を聞いて、その後"at"という音節を加え、最後に"c-a-t"という文字を表示することで、単語を形成することができます。フォニックスの目的は、英語を正しく発音し、同時に読み書きを上達させることのようです。
英語のスペリングとその発音の法則というかルールを学ぶことで、英語の読み方を感覚的に理解する事ができるようです。私は学んだ事が無いので、正直言って感覚的に分からないのですが、英語の勉強でイギリス人の子供たちみんなが通るステップです。
例えば、日本語で「FUJISAN」と聞くと、おそらく殆どの日本人は「ふじさん」(富士山)と書くと思います。「ふじせん」や「ふぅじさーん」ではなく「ふじさん」です。英語も同様で、何かを聞いた際に、その英語のスペリングがすぐに書けるようになるのがフォニックスを学ぶ目的です。その逆の何かを見た時に正しく発音できる事もしかりです。あまりイメージが沸かないと思いますので、例を1つあげますと、英語で「フォニックス」という言葉を聞いたときに、日本国内で育った私が思い浮かべるベストなスペリングは「FONIX もしくはFONICS」です。ただ、これを正しく"Phonics"とイメージできるのが、フォニックスを学ぶ意味と言えば分かりやすいでしょうか。
例:「フォニックス」と聞いて、正しくスペルを書いてください
誤:"FONIX" か "FONICS" ⇒私のようなケースはこれ
正:"Phonics" ⇒これが正しく書ける
こちらがなんとなく3段階くらいで成り立っていたと記憶しておりまして、以下の順番です。
①そもそもの英語の成り立ち
②それぞれのスペルの読み方の練習(簡単なもの。1文字から)
③2文字以上の読み方の練習。例えばCH(chocolate)とかSH(shoes)とかOO(Bookのoo)とかの読み方です。
①と②は何となく想像できると思いますが、③については以下のようなプリントを先生と一緒にやっていました。左から"oa", "ow", "ou", "ow", "oi", "oy" に関わる読み方や単語です。
それぞれのステップで何をしていたのかは、私の理解を超えておりますので詳しく書けず申し訳ないのですが、子供たちが家に帰ってきて、先生から渡されたテキストを分からないながら妻と一生懸命にやっていたのが思い出されます。聞いたところによるとStep3までのフォニックスは、普通イギリスでは4-5歳までに終わらせるようです。しかしながら我が家の子供たちは当然そんなことはやった事無いので、それぞれ7歳、9歳で始めて一生懸命に練習しておりました。これをマスターする事で、音を聞いたときに感覚的にスペルが分かったり、逆にスペルを見て自然にそれを正しく発音する事ができるようになるようです。
それを確認する事になったのは半年後くらいに娘の発音とスペリングの宿題を見た時です。「Alliteration」というおそらく初めて見るであろう単語を見て、私の発音よりも100倍素晴らしい発音で読み上げた時の衝撃たるや、今思い出しても驚きです。子供の吸収力・学習能力に「おぉ」と感動したのを覚えています。
逆に私が中学生/高校生の時には、英語の発音記号を見ながら色々と練習していた記憶がありますが、これについては、フォニックスをしっかりと中学・高校時代に学んでいたら、自分の英語力はもっと良くなっていたのかなと素朴に思う事もあります。我が家の子供たちにはバッチリ役に立ってますので日本の学校でもぜひ強くオススメです。最近は日本でもやっているのかな。
以上で今回の記事を終わります。読んでいただきありがとうございます。皆さんの参考になれば嬉しいです。
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