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我が家のお受験の場合 娘(第一子)のお受験記 合格までのプロセス その①

お父さんです。

このブログは地元の公立中高で学び、地方大学を卒業した庶民派お父さんがひょんなことから子供二人の都内私立小学校受験を経て、またまたひょんなことで子供たちがイギリスのボーディングスクールに合格するまでの道のりを綴っています。

今回の記事について                                      
今回の記事は、娘の受験のプロセスについての記事です。
色々とあった準備期間を経て、遂に迎えた小学校受験。娘(第一子)がいかにお受験を始めて、どのように本番の受験を乗り切ったのかの一連の体験記としてまとめました。今回はパート①です(1/2)。皆さんの受験に向けた参考になれば嬉しいです。


「ついにはじまるか」。

我が家の第一子である娘の小学校受験プロセスについて書きたいと思います。

娘が本格的に受験の教室に通い始めたのは、都内の私立小学校受験の11月から逆算して既に受験まで一年を切っていた受験当年の1月でした。以前にも書いた通り「体を鍛えるためにとりあえず通う(リンク入れる)」くらいの気持ちで小学校受験のプロセスを始めた我が家は色々と動き出しが普通よりも遅く、もっと小さな頃から準備をされる方々に比べて少なくとも半年から1年程度は遅れを取っていたと思います。遅いという事自体に気付いていなかった我が家ですが、少しずつ学校説明会にも通って受験に向けた準備を進めていました。

娘は、真面目にコツコツと取り組むことが得意だったのと、絵画や工作が得意でした。また体を動かしたりする事も好きでした。逆に算数的なペーパーは相対的に苦手でした。娘の特徴を考えると、全体的にはきちんとした雰囲気で学べて、しっかりとした学校生活や勉強する習慣や基礎を身に付けられる学校が良いなと思い、以下の学校を候補に上げました。

①東洋英和
②聖心女子学院初等科
③東京女学館
④雙葉(四谷)
⑤光塩
⑥慶応横浜
⑦慶応幼稚舎

東洋英和以外、全ての学校の説明会に行ったのですが、印象が良かったのが
②聖心女子学院、
④雙葉(四谷)、
⑥慶応横浜
の3校です。

②と④は学校の雰囲気が良かったのがまず最初の好印象。⑥は比較的新しい学校ですが、天然芝の広い校庭や慶応幼稚舎を比較対象として、何をどうしたいかのビジョンというか意気込みが好印象でした。②と④については、共通点として先生方の説明の「伝統のある学校だけど、常に新しい事に挑戦をしていきたいので色々と変えていっている」というポイントにポジティブな印象を持ちました。

それ以外の学校(①、③、⑤、⑦)も素晴らしい学校だと思いますが、
①の東洋英和:親の出番が多い(我が家は共働き)&六本木にあって我が家からは少し通いにくそうだなという通学事情により、志望校リストから除外。

③の東京女学館:学校説明会でのお話が通り一遍であまり印象に残らず。

⑤の光塩:真面目な雰囲気はとても良さそうですが、校庭があまりに狭いこととメガネをかけている生徒の比率が高かった事で少し勉強に寄りすぎなのかなと思った。

⑦の慶應幼稚舎:小学校受験をする誰もが一度は検討するであろう学校ですが、色々な意味でハードル高そう&女子はそもそも募集人数が少なくて更に厳しそうという理由で志望校の候補から外しました(受からないだろうなという消極的な理由の方が強いです)。

学校選びと同時に色々な試験対策です。全ての学校に共通して必要なのが以下の点です。

1. ペーパー試験(娘の場合は特に算数系が苦手)
2. 巧緻性
3. 運動
4. 集団行動

これらの強化はいずれにせよ必須と考えて、取り組みを集中的に行いました。運動については、教室でやったことの復習と、娘が苦手なボール遊びを近くの公園まで出かけて父(私)と娘とで特訓を始めました。

ちなみに①ドッジボールと②フラットフープは必須アイテムです。
これおススメです。

ボールを自分で真上に投げてそれをキャッチする練習や、フラットフープをまたいでケン・ケン・パなどの基本的な体の動かし方のルーティンを繰り返し練習します。たまに一緒に混ざってやる息子は運動が超得意という事もあり、持って生まれた感覚で簡単にできる事が娘は中々できない。これを辛抱強く娘と二人でやりました。辛抱強くと言っても、できないと途中でグズるというか、癇癪を起すのが5-6歳の女の子の自然な姿です。
私も、娘があまりにできないときには声をついつい荒げてしまって、
「どうする?やるのかやらないのか!?」と言ってしまい、後で自己嫌悪に陥ったことが何度もありました。

それでも、一度取り組むと決めた事なので、毎朝出社する前の時間(娘にとっては保育園に行く前の時間)を使って8時ちょっと前から公園に行き、繰り返しやりました。この30分程度の運動ドリルを試験の2か月前くらいから直前までずっと続けました。

あとはひたすらペーパーの反復練習。ペーパーについては通っていた教室から文字通り山のようなペーパーが、フィードバックと共に次回の授業までにやるべき宿題として渡されます。とはいえ家庭用にレーザープリンターを買う家もあると聞いた事がある&まだレベルが十分に足りてない領域のペーパーが具体的に渡されるので、やるべき事に集中できて、非常にありがたかったです。我が家はレーザープリンターを買う事はありませんでした。

いずれにせよペーパーの時間は、娘にとっては非常にストレスのかかる修羅場でした。例えば、苦手な算数で分からないところがあると、娘は「もー、だって分かんないだもん。お父さんにどんなに説明されても分からないのー!えーん(号泣)」 みたいな感じでヘナヘナになってしまいがちで親としてもどう対応すべきか中々難しいなーと常に感じていました。

それに対して私や妻も
「なんで分からないの!この前もやったでしょ!なんで同じ間違いをするの!」みたいな感じで怒鳴ったりしてしまった事も何度もありました。そのたびに私も妻も激しく自己嫌悪に陥り、お風呂の中で「俺のバカ。バカ。」と自分の頭を意味不明に何度も叩いたりして、完全に1人コント状態でした。ちょっとこの頃の私は妻も含めて、精神的に少々やられていたような気がします。

それでも娘は本当に付いてきたと思います。純粋に遊びたい年頃(遊ぶべき年齢と思う)にもかかわらず、自分が「やりたい」と思ってもない事を延々とやらされて、正直これで良いのかなと思った事は1度や2度ではありませんでした。ただ逆に言うと意志がそこまで無い年齢だからこそ、「こんなものか」と、小学校受験のこのプロセスをある意味無邪気に受け入れることができたのかもしれません。

また受験をする理由については、何度か改めて娘に話をしてきました。

「お父さんとお母さんは、小学校受験にチャレンジするのが良いと思う。
○○(娘の名前)はコツコツと取り組むのが好きだよね?これってとても良い事で、小学校1年生から自分の好きな事や興味のある事を積み重ねていくことで、自分がやりたい事をもっと突き詰められると思う。そのためにお父さんとお母さんは受験をすることで、色々と学べるチャンスが多い学校に行くのが良いと思う」と話しました。

最初、娘は抽象的な話を理解できたのか理解できてないのか分かりませんでしたが、「うん、分かった」と真っ直ぐ目を見て言い返しました。

加えて2つだけ親として心がけていたことは、

①「睡眠時間は(できるだけ)削らない」
②「試験直前でも保育園は休ませない」という事です。

睡眠時間は、試験直前の1ヶ月くらいは破ってしまう事が常態化していましたが、保育園を休ませない事については、最後まで続けられました。例えば11月1日から始まる受験週直前の1週間前の10月20日過ぎには保育園の運動会がありました。ケガをしたりすると嫌だから運動会を休ませるという話や、そもそもお受験の準備で休ませるという話を受験教室で聞きましたが、そんな事はさせずに友達と思い切り練習をさせて、当日も友達と一緒にリレーを走ったり踊ったりする娘を見る事ができましたし、本人も満足そうでしたし、それで良かったと思います。

この「保育園を休ませない」というのは大事なポイントなのではないかと思います。運動会をしっかりとやって娘の保育園時代の大きな思い出が作れたのは本当に良かったと思いますし、何よりも受験の面接時に『先週の運動会でも一生懸命リレーを頑張りました』と言う事ができました。メリット・デメリットあると思いますが、我が家としては、
保育園・幼稚園を休ませないのは受験対策の面でもおススメ」です。

長くなってきたので、次回に続きます。
今回も読んでいただき、ありがとうございました。
続きはこちらです。


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