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我が家のお受験の場合 息子(第二子)のお受験記 合格までのプロセス その①

お父さんです。

このブログは地元の公立中高で学び、地方大学を卒業した庶民派お父さんがひょんなことから子供二人の都内私立小学校受験を経て、またまたひょんなことで子供たちがイギリスのボーディングスクールに合格するまでの道のりを綴っています。

今回の記事について                                      
今回の記事は、息子(第2子)の小学校受験プロセスに関する記事です。息子の受験プロセスは第1子の娘の時とは全く異なるもので、どのような顛末だったのかを3回の記事でお届けします。今回はその2/3です。皆さんの受験に向けた参考になれば嬉しいです。


娘の受験のプロセスを一度経験した我が家でしたので、第一子の時よりはリラックスして小学校受験のプロセスに臨めるかと思いきや、全然違いました。世の中そんなに甘くありません。息子が受験の教室に通い始めたのは、娘とほぼ同じタイミングでしたので、都内の私立小学校受験シーズンである11月から逆算して約2年を切ったくらいのタイミングでした。
娘と比べると1年長いですし、いわゆる小学校受験のプロセスとしては少し余裕を持ったタイミングで準備を始めたと思います(大手の受験教室のホームページを見ると約7割が年中からスタート)。

とはいえ通い始めた最初のころは本当にお遊びで、週1回だけ運動をして体の動かし方を学ぶという内容でした。お姉ちゃん(娘)や他のお兄ちゃん・お姉ちゃんと一緒に遊んでいる感覚だったと思います。息子は、娘とは少し違って要領がよく(第二子あるある)、一度聞いた事をサラリとやってしまうような子でした。一方で飽きっぽく&忘れっぽく、コツコツと積み重ねる事が本当に苦手でした。運動はとても得意で走ったりボール投げは抜群だったと思います。こういう場合の対応の仕方としては、とにかく息子をその気にさせる事です。

これは男の子全般に言える事だと思いますが、
「いかにおだててやる気にさせるか」が鍵です。

正直男の子なので「やりたくない事はやりたくない」という面はありますし、父親譲りでどちらかというとシャイで頑固なところもありました。
その意味でいかに息子をその気にさせるかに心血を注いだのが息子の受験対策の肝でした。

受験前の典型的な例としては、制限時間15分のペーパーを前にして一通り問題に目を通した後に「はい、簡単ですー♪」と鼻歌を歌いながら問題を7-8分くらいで解いて全問正解する事もある一方で、細かい引っ掛けが潜んでいる問題の場合は、問題をよく読まず、且つ制限時間を余らせて回答した結果が「ほぼ全問不正解」という、ものすごく極端に結果がブレるという傾向があ
るのが息子の特徴でした。娘と全然違う息子の特徴にマジかーと思いつつも、対策として集中した事は以下の3つです。

 ①シャイな息子の最大のウィークポイントである面接や自己紹介の練習
 ②問題を一通り解いた後、もう一度問題を再確認して回答を確かめる事
 ③勉強が楽しいと思わせる事(とくに勉強を始めるとっかかり作り)

ペーパーも大事ですがとにかくやる気にさせる事に心血を注いだのと、シャイな性格を何とかしようとしたのが息子の受験プロセスで記憶に残っているポイントです。

続いて志望校ですが、男子の場合は選択肢が少ないというのは以前の記事でお話した通りです。その意味で志望校選びはあまり迷わなかった(迷えない)のですが、こちらも説明会に行った結果として以下の学校を志望校として選びました。

 ①慶應横浜
 ②慶應幼稚舎
 ③暁星
 ④成蹊
 ⑤桐朋学園

①の慶應横浜初等部
広々とした天然芝の校庭と、先生方の「新しい学校を作る」熱意というかビジョンが非常にポイント高かったです。
②の慶應幼稚舎 
小学校受験をする皆さんの誰もが一度は検討する対象の学校だと思いますが、特に我が家の息子の場合は伸び伸びと学べそうだな(でも勉強はしなさそう)という点が好印象。
③の暁星    
少々真面目すぎる感じがするものの、サッカーがやりたいという息子の唯一の希望(暁星は「校技」としてサッカーが指定されています)に沿って。ペーパー難易度高い。
④の成蹊  
郊外で学校が良い雰囲気に包まれていて伸び伸びと学べそうな印象。ちょっと通学が遠い。
⑤の桐朋学園
郊外の素晴らしい環境ですくすくと成長してくれそうな好印象(個人的には桐朋学園が最も好きな雰囲気)。ただ通学は我が家からは現実的でないという難点アリ。

息子に関して、私も妻も何のために小学校受験をするのかについては

「良い環境で小学校時代をのびのびと学んでほしい&運動を中心に体作りをして欲しい」

という事が一番のポイントでした。これは皆さんそれぞれのご家庭で色々と方針があると思います。その意味では勉強だけをする事に対して優先度はそこまで高くなく、それよりも運動や勉強する習慣を身に付けて欲しいと思っていた結果、このような志望校になりました。
なんだか難易度高めの学校ばかり選択したなぁと思いつつ、運動が得意な息子の能天気さに支えられて、まぁ良いかなと思っていたのが実感です。

真夜中に「ごめんなさいー」と叫ぶなどの事件がありつつも、息子も娘から2年後に東京都内の小学校受験当日を迎えました。以前も書いた通り東京都内の私立小学校では11月1日から試験が始まります。「1日校」と言っていわゆる有名どころの小学校は1日に試験日を設けているところが少なくありません。娘の時は第一志望の学校の試験日程がモロに被ってしまいました
が、男子校の場合は選択肢がそもそも少ないので、あまり試験日程に悩む余地はないのですが、以下の日程での受験でした。

1日:成蹊
3日:暁星
6日:桐朋学園
8日:慶應幼稚舎
12日:慶應横浜初等部


1日:成蹊
いよいよ受験スタート日です。前の日は8時には寝て、朝は元気に起きました。本日は成蹊小学校の一次試験。我が家の第一志望ではないものの、都内の小学校受験の最初とあって少し緊張気味。本日は妻が付き添います。息子はいつも通りの能天気な感じでつい10日前に夜中に突然叫んだ事など一切忘れている雰囲気です。良い感じです。子供よりも親が緊張するのは小学校の受験の特徴だと思いますが、朝出かける時に「行ってらっしゃい」と平静を装いつつ送り出し、お昼前に妻から「終わったよ」と連絡があるまで仕事に手が付きませんでした。

あまり意味無いと思いつつも柄にもなく「頑張れ」と念を息子に向かって送ったりしていました。これは2年前の娘の受験時と全く同じです。進歩してないお父さん。。妻から手応えというか息子の様子を聞くと「できた」との事。それまでも一度も「できなかった」というネガティブなコメントを聞いたことが無かったので参考にならんなと思いつつ、とりあえず前向きに捉える事にしました。常に全能感に溢れるスーパーポジティブな息子。できなかったという感覚自体が、おそらく脳内に存在しないのだと思います。

少し長くなってきたので、今回はここまでで次回の暁星試験編に続きます。
今回も記事を読んでいただき、ありがとうございました。
続きはこちらです。


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