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日本帰国後に入学した都内某インターナショナルスクールのご家庭の感じについて。3つのタイプに分かれます。

お父さんです。

このブログは地元の公立中高で学び、地方大学を卒業した庶民派お父さんがひょんなことから子供二人の都内私立小学校受験を経て、またまたひょんなことで子供たちがイギリスのボーディングスクールに合格するまでの道のりを綴っています。

今回の記事について                                      
前回の記事では、日本の主なインターナショナルスクールにおける先生(教師)の質について色々と書きました。生徒やカリキュラムだけでなく、先生の質も学校の質を決める大きな要素だと思ったからです。今回はインターナショナルスクールにおける生徒のご家庭の感じについて書いていきたいと思います。皆さんの参考になれば嬉しいです。


■前回までのおさらい
前回までの記事では、3-4回にわたって、我が家が問い合わせをしたインターナショナルスクール6校について、教育方針、進学実績、その特徴などを私の視点(私見)で書かせていただきました。また実際に入学した学校でのクラスメートの雰囲気や構成、また実際の授業の時間割やカリキュラム、更には先生の質についても書きました。

クラスメートについては、ざっくり3種類くらいにタイプが分かれる事や、授業の時間割については、息子が通った学校のリアルな時間割の紹介、さらに先生においてもリアルなその質について、イギリスで通っていた学校との対比なども含めて書かせていただきました。

それを踏まえ、今回は以下の点について書いていきたいと思います。

■インターナショナルスクールに子供を通わせているご家庭って?

ご家庭について書く前に、まず実際に学校に通っている子供達(生徒)について書きます。我が家の息子が通っていた田園都市線沿いにあるインターナショナルスクールを例にとると、まず日本人比率はそれなりに高めだと思います。感覚的に言うと30~35%程度が両親が日本人の家庭というイメージです。次に20~30%程度が父親・母親のどちらかが外国籍を持つ家庭(国際結婚など含む)、そして残りの35~40%が両方とも外国人の家庭という印象です。まとめると以下です。

①30~35%:両親共に日本人家庭(シングルマザー/ファーザー含む)
②20~30%:どちらか片方が日本人(日本国籍)の家庭
③35~40%:両親ともに外国籍の家庭


①30~35%:両親共に日本人家庭(シングルマザー/ファーザー含む)
①については、両親ともに日本人(日本国籍)の家庭の中でも色々な子供がいるんだなぁというのが最初の私の感想でした。「英語で学ぶのが前提」のインターナショナルスクールといえど、英語を話すのがあまり得意でない子も正直います。また、我が家のように会社の都合で海外に住むことになり、その(例:英語)環境で学んできた子供達も一定数います。ざっくりとした私の感触では、英語を話すのがあまり得意でない子は、全体のうちで1割くらいはいるイメージです。

「なんでインターナショナルスクールに入学できたの?」

という素朴な疑問が浮かんでくるような生徒もいますが、幼稚園からそのまま小中学校に上がった(進級)子供たちがそれに該当するのだと思います。

加えて申し上げると、海外在住経験が無くても英語でのコミュニケーションに問題がなく、且つ英語で学ぶ事に何の問題も無い子供達もいますので、それはそれで全然OKなのですが、どういう基準で入学審査が実施されてるのかなという素朴な疑問はありました。そのような色々な子供たちが一つの学校の中で学ぶ事になるので、当然ながら学習の習熟度に差があるのは事実だと思います。とはいえ、日本の学校でも同じ事だと思いますので、「そういうものかな」と受け止めてました。

この場合のご家庭で一番多いのは、我が家のように「勤務先の会社都合で海外に駐在していた経験がある」というパターンです。具体的には日系・外資系問わず、グローバル企業に勤務されているご家庭です。一応我が家もこのパターンに区分けされるのですが、例えば知り合いになった友達のお父さんはグーグル(Google)に勤務されていました。またお父さん or お母さんが総合商社(三菱商事など)に勤務されている友達も何人かいました。

次に多いのが「純粋に日本国内で生まれ育ったのだけど、両親の考えの元でインターナショナルスクールが良いと思った」という家庭です。このパターンのご家庭で多いなと思ったのは、「医師(お医者さん)」のご家庭と、自ら事業を営んでいる「会社経営者」というパターンです。上記で少し触れた、「英語があまり得意ではない生徒」の多くはこのご家庭に当てはまるケースが多いです。全てがそうだという訳ではないので、誤解なきように理解頂ければと思いますが、海外経験が無いのだから、英語で学ぶ前提として英語をコミュニケーションの前提として扱うのが相対的に不得意というのはそりゃそうなるよねという感じではあります。なぜお医者さんや会社経営をされている方が子供をインターナショナルスクールに入学させようと思うのかは、私にはあまり理解ができません。我が家のように、イギリスの学校でフィットした事が日本の学校と比べて良い記憶として残っていて、むしろ子供たちの意志として「日本の学校はイヤだ」と明確な意思表示をした訳でも無いような感じなので、私には未知の世界です。おそらく親の方針として英語の環境における学習が良いという判断なのだと思います。

ついでに申し上げると、会社経営者のご家庭の場合、いわゆる一般人っぽくない感じの雰囲気の方が多いのも特徴です。なんだかものすごく日焼けをしているお父さんとか、どこで買えるのその服?という感じの服装をしてる方がいるのもこのタイプのお父さん・お母さんです。話してみると普通に会話できるので安心した記憶もあるのですが、いわゆる日本人離れしている感じのご家庭も一定数います。

さらに余談で申し上げると、いわゆる「芸能人」のご家庭もこのパターンに入ると思います。自らも英語を流暢に話せるわけでは無く、子供も同様に英語が得意という訳でもない感じですが、なぜかインターナショナルスクールに通わせるという芸能人の方はいらっしゃるようです。私は日本の芸能界にはあまり詳しくないのですが、妻によると我が家の子供たちが通っていた学校においても、何名かの有名な芸能人の方が子供たちを通わせていたという事でした。これはどちらかと言うと「プライバシーの確保」という理由の方が大きいのではないかと思います。それを聞くとあぁそうなんだな。有名な人と言うのも大変だなぁという感じで妙に納得したのですが、前述したようにインターナショナルスクールの入学審査って何なんだろうという気持ちにもなりました。


②20~30%:どちらか片方が日本人(日本国籍)の家庭
②については、父方もしくは母方のどちらかが外国籍というパターンです。これは国際結婚に代表されるようなご家庭のイメージを持っていただけると分かりやすいのではと思います。我が家の子供達が通っていた学校を例にとると、「お母さんが日本人で、お父さんが外国籍」というパターンが、非常に多かったという記憶があります。お父さんは欧米系(アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア)の方もいれば、アジア系(韓国・中国・台湾・東南アジア)という方もいて、あぁインターナショナルだなぁと思いました。このケースの場合は、主に家庭の意向で英語での学習環境を選択しているようなケースが多かったです。一時的に日本に滞在しているケースもありますし、もう半分永住的に日本に住んでいて、ただ教育は英語の環境でという方もいらっしゃった感じです。お父さんのお仕事はやはり外資系企業に勤務されている方が最も多く、それ以外には自分で会社を経営されている方も何名かいらっしゃった感じです。このパターンで私が結構驚いたのは、「外国籍のお父さんの日本語能力が高い!」という事です。さすが国際結婚という感じなのですが、日本にとても馴染んでいて、見た目は外国人なのですが、中身が日本人という感じのお父さんと何人か知り合いになりました。表現として正確かどうかは分かりませんが、感じとしては、「一番モテそうだな」という感じのお父さんです。日本の事を理解している&外見は外国人なので、一番女性から見て素敵に見える感じというか、そういう感じです。
伝わってますでしょうか。。表現が拙くてスイマセン。。。


③35~40%:両親ともに外国籍の家庭
③については、一番分かりやすく両親ともに外国籍のご家庭のケースです。インターナショナルスクールは、元々②か③のご家庭のために設立された学校なので、その意味で最も入学に適したご家庭のイメージとして捉えて頂ければと思います。このパターンのご家庭で最も多いのは、いわゆる
「外資系企業の駐在員として、一時的に日本に滞在している」ケースです。
基本的に一時的にたまたま日本に滞在しているのに過ぎないので、日本語も話せないですし、外国人っぽい雰囲気は一番あります。ただネガティブなイメージは余り無く、その土地(日本)の事を理解しようとしたり、明るい方が多いイメージがあります。また欧米系の方の場合は、分かりやすく住んでいるエリアが「広尾・麻布にある外国人用の広い豪華マンション」というのも特徴です。息子が遊びに行った時に帰って来て教えてもらったのが、「○○(友達の名前)の家は、マンションなんだけど部屋が6個あって、トイレも4つあった。ウチより全然広かったよ。ベランダでうちの家くらいあったよ」というものでした。「あぁ、広尾から登って行った有栖川公園あたりにある大きな外国人用のマンションなんだなぁ」と私は遠い目をして呟いたのですが、要はそういう感じのエリアに住んでいらっしゃる方も多いという事です(特に欧米の金融系の外資系企業の駐在員の場合)。


という事でまとめると、インターナショナルスクールに子供たちを通わせている家庭のイメージは以下の3種類です。

①30~35%:両親共に日本人家庭(シングルマザー/ファーザー含む)
-駐在経験のあるグローバル企業勤務
-医師・会社経営者・芸能人(子供が英語が得意じゃないケースはここ多め)

②20~30%:どちらか片方が日本人(日本国籍)の家庭
-多いのはお父さんが外国籍で、お母さんが日本国籍のパターン
-お父さんが日本語話せる率高い。一番モテそうな感じ

③35~40%:両親ともに外国籍の家庭
-いわゆる外資系企業の駐在員のご家庭
-一時的に日本に滞在していて、家も外国人駐在員用のエリアに住むパターン(広尾/麻布エリアで外国人用の大きな豪華マンションに居住)


すいません、今回も長々と書いてしまいました。いつも記事を読んでいただきありがとうございます。皆さんの参考になれば嬉しいです。

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