新規事業なのか新規産業なのか
私は大企業で新規事業開発に従事しているukiyuと申します。
このアカウントでは、新規事業開発に挑んでいる方や、これから挑みたいと考えている方を対象に、新規事業に取り組む中で見えたリアルをお伝えしていきます。
今日お伝えしたいこと: 新規事業なのか新規産業なのか
※産業プロデュースで未来を創るという本から着想を得ています。
「構想の大きさ」が経営層と期待値がずれてしまう経験はありますでしょうか。
もっと大きな構想を作りなさいと言われた時に、意識すべきことについて本日は書いてみます。
新規事業なのか新規産業なのかということです。新しい産業を作るということは、自社だけでなく他社も新たな事業が成立するような
「金の卵を産むガチョウを生み出す」ようなものです。
(新規事業は「金の卵を産む」感覚です)
社会課題の真因を捉え、その解決を自社だけでなく、複数の業界にまたがって連携することで、みんなが勝てるような、新しい産業を生み出す。
もし、経営層がこのレベルを求めていた場合、
・PLなどでのコミットにしない
・社会課題解決に向けて、連携企業を3社集めるのような、定量的なものの、事業数字ではないKPIを握ること
が大切です。
(過去、5年後20億の利益といいつつ、求めていることは構想レベルだという新規事業開発プロジェクトに関わったことがありますが、
色々とがんじがらめになって前に進まなくなった経験があります。経営層とお金で握るのであれば、市場創造ではなく、市場攻略におくべき)
本日は、新規事業と一概に言っても、期待値はさまざまであり、正しく握らないと前に進まなくなるプロジェクト化してしまうので注意です、という話でした。
今回は以上です。
noteを書こうと思ったのは、新規事業に取り組む人は社内では孤独(同じ立場で仕事を経験した人は少ないため、なかなか本当に共感できる人に出会いにくい)なのではないかと思い、お互いに意見交換や支え合える場を作りたいと思ったためです。
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今後も、新規事業開発のリアルを発信して行こうと思いますので、よろしくお願いいたします。
ukiyu