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カメラを持って 街へ 

街に 招かれた

山と川と雲と花を 眺めて暮らす日々
今日のイベントである

何気ない景色を 切り取りに

客引きのお兄ちゃん
お姉ちゃんが 声をかけて来る

次から次へ
色々な切り口
そんな口上を 聞き流す

蛤に ドジョウ

普段観ない景色に
レシピが浮かぶ

眺めているだけで
愉しい気分になって来る

出汁を謳う おでん屋
串を語る 揚げ物屋
混沌とした 大衆酒場

誰も居ない .......屋


小腹を満たし
次の店

”撮っても いいですか?“
カメラを片手に 尋ねる

どうぞ どうぞ

非日常の景色を
切り取りながら ワインを選ぶ
皆で 呑むならこれがいい

小腹を満たした頃

店内は混み出す

出よう

知らない 景色に

店先に 並ぶ人々
”餃子屋に 二時間並んだと“
誰かが 呟く

相変わらず並ぶ事は苦手である
きっと これからも変わらないと思う

浦島太郎は 目の前の景色を
切り取っていく

”ラーメン食べたい“
やっと 言えた その一言

誰も 命懸けで ラーメンを
食べていたなんて 思わないだろう

ひとりでは 潜る事は無かったで
あろう 暖簾

”美味しい“

やっと 腹が満たされ 
今宵は寝れるかと

さあ 田舎に帰ろう
猫師匠が待っている

”猫師匠 寝なさい“


平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲

ギランバレーに恋をして
回復期リハビリテーション
カメラを持って 街へ

また 訳わかんねー事描いてって
ここから 繋がる訳でして ↓
宜しかったら どうぞ

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