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埼玉県大里郡寄居町

やりたいと思ったら、四の五の言わずやったらいいよ、という話。

やる気スイッチを押してくる町

寄居町は埼玉県北部に位置し、人口3万ほどを抱える町。
かつては秩父往還の宿場町として栄えたが、言っちゃなんだけど、それだけの町、という認識だった。つまり、期待してなかったわけです。
遠いし、行くには時間もお金もかかる。
行くか?行くまいか?
実は一度、訪問を断念しました。
その日は逡巡して、結局家から出られなかった。
一日が終わり、何もできなかった虚無感だけが残った。
思えば典型的な無気力症候群でした。

築100年の元和菓子屋
元はテレビやラジオの店だったと思われる

後日、意を決して行ってみた。
行ってみると確かに、元商店と思しき古い建物が数多くある。

お分かりいただけただろうか
なんとゴルフ用品店
駅前の食堂
名物のソースカツ丼
廃墟物件と廃自販機

期待のはるか上をいく素晴らしい光景に、そしてカツ丼に、ワタシのやる気スイッチは耐久限界を超える勢いで押されまくった。

やらずに後悔するくらいなら

カメクラ界隈に伝わる名言がある。
「買った後悔は三日で忘れるが、買わなかった後悔は三年は続く」というものだ。
迷ったら、やればいい。きっと良いことがある。

芸術的な塀
裏にも

こんな塀に出会ったら、元気が出ないわけがない。

おばあちゃんちのような勝手口
昔ながらのアパート

実に癒される。

看板界隈

ワタシの周辺には、看板を愛でる風習をもった人がいる。
かく云うワタシも、その一人だ。
百聞は一見にしかず。まずは見てほしい。

キリスト看板

略して「キリ看」。
宮城県の聖書配布協力会が制作して全国各地に設置している。
皆さんも一度くらいは見たことがあるのでは。

地獄の消えない火を逃れよ
世と世の欲は亡び行く
ああ、世、世、世、神のことばを聞け
心が清い人は幸い
道、真理、いのち
キリストの甦りは救いの確証
キリストの血は罪を清める
悔改めよ
キリスト以外に救いはない

中にはなかなか出会えない「レアキリ看」も。
寄居町はキリ看の宝庫だった。

マルフク看板

平成8年10月製造の看板

見える人にだけ見える、で有名な「マルフク」の文字。
マルフクはかつて存在した電話加入権売買・電話担保貸金業者。
現在は廃業し、看板だけが残っている。

その他の看板

ナショナル
パーマの昭和ギャル
良いフォント
壁面いっぱいに貼られた看板たち

グッとくる看板はあっただろうか?
一つでもあったら、今日からあなたも看板界隈の住人です。
寄居町でテンション爆上がり間違いなし。

やる気スイッチは押されに行け

「やる気が出ないからやらない」って言う人がいるけど、順番が逆なんです。やらないから、やる気が出ないんです。
やってみるから魅力に気づいて、気がつけばやる気になってる。
そういうもんです。

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