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私が自然育児にハマった日2

② 一歩、自然育児ママ達と仲良くなる

さて、ここからが自然育児派と出会い、入り込んでゆく話です。
 
知り合いのいない夫の地元で、おそるおそる産後のママ達の集まりなどに出始めた私。ここで私は、助産院で出産したママということで注目を浴び、声をかけられるようになりました。その地域には出産できる助産院がなく、「出産楽しかった!」「完全母乳布おむつでやっています」という私は珍しかったようでした。

助産院で産んだ話や、母乳のためになにを食べているか、布おむつ育児はどんな風に続けているか、などが話題。母乳と布おむつに夢中な私は話せること、話したいことがたっぷりありました。知り合いがいなくて孤独だった私が、一気に知り合いが出来て人気!わーいわーい!

もちろん、そういった話に興味のあるママは、ナチュラルな出産と育児をしたいママでした。

当時夫は土日も含め仕事で非常に忙しく、私は、淋しかった。友達がほしかった。育児について相談できる人が欲しかった。そのタイミングで出会い、声をかけ、ものすごいウェルカム感で迎えてくれたのが自然育児ママ達だったのです。 

そんな中で仲良くなったママの中に、いつも手織草木染の服を着て、草木染の布ナプキンをくれた人がいました。優しくさっと気遣いが出来て、気取らない雰囲気で、真面目な印象の彼女。真面目で、自分がいいと思うことを、人に伝える人。私は彼女からホメオパス(ホメオパシーを教える資格者)を紹介され、胎内記憶の話をされました。

わからない人のために!
ホメオパシーとは、同種療法といって、病気の素となる物質と同じものを摂ることで毒が毒消しみたいな思想なんだけど、同じものと言ってもその物質を100倍に希釈したものを振動させたものを100倍に希釈したものを振動させたものを100倍に希釈…と繰り返して元の物質はなくなっているけれど波動が残っている、その波動を砂糖玉に転写したもので、それを摂ることで様々な症状の元の原因となること(精神状態など)にアクセスすることで症状を改善する、というようなものです(うろ覚え)。
あああわかったようなわからないような!

そして胎内記憶というのは赤ちゃんが産まれた後に産まれる前の記憶を持っている、という話で、言葉を覚え始めたぎりぎりの頃に質問すると、胎内のことやその前の魂だった時のことを教えてくれる。っていう話です。
おお、ファンタジック!

今こうやって書いてみると、え、なにそれ変な話。って感じだけれど、あの頃、そういう話を聞いて、え、あやしい。とか思わなかった。みんな親切であったかい雰囲気で、自分の利益のためってわけでもなくて(そもそもみんな奥さんで裕福な雰囲気だったし、私も当時余裕があった)、ただいいこととして伝えようとしていたから。
そして、妊娠中に自分の身体の中に生きている人間がいる面白さや、その人間が私の中から出てくるのをダイレクトに体験した後の私は、そのあまりの生命の神秘に圧倒されて、なんでもあり得るような気分になっていたのかもしれません。

そして、ホメオパシーにはホメオパシーの、胎内記憶には胎内記憶の、面白さ、惹きこまれるポイント、みたいなものがあるんです。次回、その、ホメオパシーや胎内記憶やもろもろのものの魅力と、そこに惹かれていったときの我が家の状態(夫の反応など)などを、書いて行こうと思います。
(あ、今回の話まだ終わりじゃない💦続きっていうかおまけ?↓あります)

おまけ!ここでおむつ育児の話。

どうして布おむつ育児を選んだか?
当時の私は布おむつ育児以外目に入らなかったんですよ。助産院でも、布おむつようのおむつカバーはどれがいいか、なんていう話ばかり皆がしていたし、古くからの友達もそうでした。
そもそも、私が布ナプキン派だったしね。布って不便だけど、気持ちよさはあるんですよ。
それで、布おむつ。布おむつ育児は、赤ちゃんのうんちチェック=健康チェックをものすごく出来る。おしっこやうんちをすれば、赤ちゃんの様子をよーく観察していればわかるから(紙おむつだと不快感が少ないのでわかりにくい)、排便の頻度などもわかるようになる。ということで、これ、忙しい人にはぜんっぜんオススメしないけれど、育児に全部!だった当時の私は楽しくやっちゃってました。毎日ずっと赤ちゃんのおしっことうんちのことを考えているわけなので、排便タイミングとかわかったし、その後の保育園のやり方とも相性がよくて1才までにおむつを外し、2才までには自分でトイレにダッシュして出来るようになる。

自然育児の中に、余裕があれば楽しめていいものは、たくさんあると思うんです。私にとっては、たくさん、ありました。
問題となってゆくのは自然育児そのものではなく、そこに含まれる
○自然育児以外のものの否定
○医療否定
○効果の疑わしい代替医療ビジネス
などだと思うんです。

玉石混合みたいな自然育児の世界。少しイメージできたでしょうか?
私が自然育児ママたちと仲よくなっていった気持ち、少し、伝わったかな。
入口は、怪しくないんです。そして自然育児ママ達も怪しくない。善意しかない感じ。あったかい。優しい。悪気はない。
しかし悪気がないからこそ、恐ろしいことというのがあるんです。
 
 

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