新卒2年目技術本を書いてみたはなし
みなさん、こんにちは、しもおかです。
今回は、新卒2年目で技術本を書いてみた話をしていきたいと思います!
ともかく、私自身本が大好きでして👀
「本を買わない月はないのでは?」というくらい、本が好きです。
そうなると、やはり、自分で本を書いてみたいなーと思うことも自然とあります。
そんな中、新卒でITの世界に飛び込んでみて、1つ気になっていたイベントがありました、それが、技術書典です。
年に数回開催される、ITやコンピューターサイエンスに特化した同人誌が多いこのイベントですが、簡単に言えば「エンジニアのためのコミケ」みたいな感じです💻
新卒に入ってから、所属している会社でスポンサーをすることがあり、少しそれに関わったり、スポンサーをしていなくても遊びに行ったりして、その「楽しそうな雰囲気」と「誰でもアウトプットできる雰囲気」そして何より、会場の熱量を感じていました。
新卒2年目になり、これまでインプットをたくさんしていきましたが、そろそろアウトプットがしたいなと思っていた矢先…
2023年9月中旬に、「技術書典のサークル参加をもうちょっとで締め切るよ〜」という投稿をみて、私はビビッときました。
出すのは今しかない!でも何かくんだ!と葛藤しながらも、もうすでに参加ボタンを推して、出典費用を支払っていました🤣
そこから、私の初の同人誌執筆の旅が始まりました。
実際に完成して本がこちら👇
26日まで無料で購入できますので、ぜひ、お手に取っていただけると嬉しいです🍩
今日は、技術本を書きあげるまでのあれこれを書いていきたいと思います📚
それではレッツスタート💨
本を書き始めるためにしたこと
まずは本を書き始める際に始めたことを紹介していきます。
✍️何を題材にして書くのかを決める
まずは、本を書き始めて最初にしたことは「何を大きなテーマにするか」です。
本は一つの大きなテーマに沿って、小さなテーマで構成されていますよね。
まず、自分の中で伝えたい熱いコアな部分は何かと考えました。
正直、毎月新刊として書店に並ぶ本たちは、いずれも成功者の成功のためのテーマが多いです。
その本たちを比べて、「私は何が書けるんだろう…🤔」とじっくり考えてみました。
そこで思いついたのが以下です。
新卒2年目のDevRelというフレッシュな視点
やってみたこと「よかったこと」「悪かったこと」を書くことでどんなことが役に立って役に立たなかったかをシェアする
ITではない世界からITの世界に行くときに心がけたことをシェアする
いずれにしても、新卒2年目でたくさんの感情の波や、自分なりにやってきたことがあるので、それをここで赤裸々に公開しちゃおう!と決定しました!
✍️構成を決定する
本を普段たくさん読まれている方はわかるかもしれませんが、構成パターンは数えきれないほどあります。
最初から最後まで時系列に沿って話が進んでいくパターン
項目ごとに章を分けるパターン
数を絞り、ある特定の数字を使って何かを紹介するパターン
などなど…たくさんある中で、自分はどんな全体構成にしようかと考えました。
とりあえず、一人で書くので、そこまで枚数かけません。少ない枚数でもまとまって、尚且つ、読み終わった後満足感があるものにしたいなと考えていました。
そこで決めたのが、数を絞りある特定の数字を使って何かを紹介するパターンです。
具体的には、「XXになるために必要な〇〇このこと」のような感じです。
そうと決まったら、数を何にするかを決めていきます。
インパクトがあるのは100個ですが、新卒2年目なのでそこまで書けないなぁ、と思い意味がある数字にしたいなと思いました。
そこで、考えついたのが、「自分の歳の数」にすることでした。そこで、今回意味深な27という数字にしてみました。
本と自分の関係性がより近くなって、この時点でうれしくなりました。
そうと決まれば、27個、自分のやってきたこと、学んだことを書いていくのみです💪
ここまで行き着くのに、何が正解か分からず、「これがいいのではないか」「こっちの方がいいのでは」と右往左往していましたが、それ以外の選択肢を捨てることでこの時点でいくつか楽になりました。やらないことを決めることは本を作る上で大切だなとしみじみ感じました。
💭書いてて大変だったこと
この本の価値と使う時間の葛藤
新卒2年目だったこともあり、自分の知識にも限界があります…。正直どんな人の役に立つのかわかりませんでした…。
そのため、書いている途中でモチベーションが下がりまくり…。
また、文章を書くのにも時間がかかります。
時間をかけているのに、役に立たなかったらどうしよう…なんて考えると、また文章を書く手がなかなか進みませんでした😭
しかし、途中で会社の先輩にお願いしていた絵が完成したり、文章を見てもらって、「👍」のコメントを入れてもらったり…なんとか書き終えることができました。
自分一人で書く良さもありますが、ぜひこれから本を書かれる方は「誰かにレビュー」してもらったり、誰かを巻き込むことも大切かなと思います!
🌀正解がなさすぎる
書き方の正解をサポートしてくれる人は今回はいなかったので、正直何が正解かわかりませんでした。
本当は、本の共著を何度かして、1冊の本を書く方が、すんなり本を書く手順がわかりいいと思います(笑)
最初から1冊を一人で書くのはオススメしません(笑)
日本語はこれまで国語で習ってきましたが、正直正解はありません。
どの表現が適切に読み手に伝わるのかは、誰かに読んでもらわないとわかりません。
そのため、やっぱり、ある程度完成したら誰かに読んでもらって「それが自分が思うラインまで伝わっているか」は確認した方がいいと思いました。
本には全てをかけません。0から100までは書けないので、対象の人に伝わる情報か確認する作業を、しっかり次回の本にも入れていきたいと思います。
📚本の知識が無さすぎる
みなさんは本を印刷したことはありますか?
私はこれまでやったことがなく、本を書き上げた後の印刷の設定などにも手こずりました👀
手こずりの様子をこちらにまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください(笑)いつか、出典されるかたのお役に立てれば嬉しいです。
そして完成した様子がこちら!ツルツルの可愛い感じになりました✨
イベント当日の運用
イベントの運用についても、簡単にまとめたいと思います!
🎉イベントの装飾
イベント当日私が用意したのは、以下です。
ブースの装飾(なんかクリスマス近いからモール買って、テーブルクロス、あとちっこいアクキー)
見本の展示のたてみたいなやつ2個
なんか興味を引いてくれそうなもの(会社でよく登場するキャラっぽいのとを前日深夜2時までかかって作りました…意味あったのかしら👀)
会話につながるコンテンツ(紹介の紙など)
完成したのがこちら⬆️
一人で設置は意外にあたふたするので、サークル参加のときはぜひ二人以上を強くオススメします(笑)
寂しく一人で「これであってるんか?!😅」と汗をかきながら設置していたら、これまで何度か参加されている先輩が様子を見にきてくれました😭
かーでぃさんありがとうございました⭐️
しかし、テーブルクロスを当日忘れるという、大ミス😭なぜ、この写真にあるかというと、会場10分前に同人誌の大先輩がブースを確認しにきてくれて、「絶対クロスはあったほうがいい!余ってるのあるから、貸してあげる!!!」と貸していただきなんとか、開場前にこんな素敵なブースになりました…。
本当にありがとうございました😭Mitzさん、野良ハックさん!
📕印刷冊数
実際今回初めて、出典したため適切な冊数は分からず…。
当日は無料配布で、100冊を目標にしていました。
余って持って帰るのも嫌だしな…と。
すると、まさかの14:30で完売しました🎉
DevRelという、ド直球のエンジニアリングの本ではなかったので、対象者はどのくらいいるのか不安でしたが、「DevRel 最近理解したいと思ってて〜」「最近DevRel始めたんです」みたいな方にも関心を持っていただき、なんとか配り切ることができました!
この感じだと、無料×一定の読者が見込める(対象者がいると確信している)だと、もう少し多く刷ってもいいかもと思いました。
一応先輩に聞いてみると、300冊くらいはいけたのでは?とも言われたので、安全圏で200冊くらいが良かったかもしれないです👀
完売後もブースに立ち止まってくださったり、「もうなくなったんですか!」とお声がけいただいたり…嬉しい限りでした😭
次回は気をつけたいまとめ
ご飯を食べる時間はない(一人だと)
水を買う時間もない(一人だと)
テーブルクロスは必要(やっぱり最後まで頑張りたいかたは!忘れず!)
結構寒かったりするので、体温調整ができるもの必要(私は寒くて泣いた)
結局誰に読んでもらったのか
結局私の本は100名以上の方にお手に取っていただけましたが、果たして読んでいただけたのでしょうか…。
結果は2023/11/25時点でこちら!
おお〜〜無料の後押しもあってか、300冊以上(開場ではカウント全員ができていないため87冊)の方とこの本のご縁をいただきました👏
嬉しいです!!!
しかし、実際ダウンロードや、開場でお渡ししたけど…読んで何か感想とかは持っていただけているのでしょうか…
ぶっちゃけ分からん状態です!!!
導線をどうしたらいいか分からず、全然感想を募集できませんした…やっぱり、著者にとって、読者の感想は貴重なので、本当はうまく「どんなところが良くて」「次回本を出すならどの部分を掘り下げていきたいか」を聞いていきたかったんです…。
絶望していたその最中…
優しい方々がいらっしゃって、SNSに投稿してくださいました😭
こんな感じで感想を聞けるのは貴重なので、Xで私は「🫶うれしいフォルダ」に入れて次回執筆の糧にしようと考えています👀
まだまだ感想募集中ですので、ぜひ@moshimoshi_yuki をメンションして投稿していただけると嬉しいです🫶
まとめ
さて、今日はながながと新卒2年目技術本を書いてみたはなしを書いてみましたがいかがでしたでしょうか!
初めてのことが多く、ほぼ何も分からん状況でのサークル登録から、よく分からない中でも追い詰められることでいろんな経験ができ、いろんな方に助けていただき今回の挑戦をやり遂げることができました!✨
本を書く楽しさについて今回、ひしひしと感じられたので、今後もぜひ書いていきたいと思います💪
最後に、このnoteを読んでくださったみなさん、また、ブースにお越しくださったみなさん、電子版を購入してくださったみなさん、ありがとうございました🍩
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