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【干支饅頭 辰】続!!日本全国のミルクまんじゅうを全部取り寄せて食べる

これまでのあらすじ:
博多通りもんの影に隠れた日本全国のご当地「ミルクまんじゅう」を探し求め、60種近くを食べ比べたライターのるゆにつ。
一通り食べ終えて安心していたのもつかの間、まだ見ぬミルクまんじゅうが我も我もと押し寄せてきてーーー!?
るゆにつは乳菓を制し、今度こそマイベストミルクまんじゅうを決めることができるのか。
バター、練乳、生クリーム。乳製品にまみれた聖戦が今、再び開幕。

戦いの模様はこちらから

菓匠 清閑院:干支饅頭 辰(京都府)

迎春パッケージにしてもらった

新年あけましておめでとうございます。
元日から様々なことが起き続けて、とても心乱される日々が続いておりますね。
それでもわたしたちにできることは、必要以上に落ち込まず、日常を暮らし続けること。経済を回し続けること。速やかに支援を行うこと。

全国のミルクまんじゅうレポートを絶やさず続けることで、どこかの誰かはクスッと笑ってくれるかもしれない。
ということで、ミルクまんじゅうレポートは平常運行で参ります。
北陸の流通が落ち着いてきましたら、石川県のミルクまんじゅうをさらに掘り下げていきましょう。

2024年最初のレポートとなる今回は、新年のスタートを高らかに宣言すべく、今年の干支である”辰”のミルクまんじゅうをお届けいたします。

がおー

袋を開けると可愛らしい辰のパッケージがお目見え。
お年賀のお菓子として配っても喜ばれそうですね!

今回のお店は1000年の歴史を持つ都、京都にお店を持つ菓匠 清閑院。
伝統を重んじながらも遊び心や和菓子の持つ可愛らしさを忘れず、新しい表現を続けています。
京菓子はどうしてもその芸術品のような見た目に重きが置かれがちですが、実はそのこだわりは”あん”にあります。

春の訪れを告げる、うぐいす餡に桜餡。
夏は新茶の季節なので抹茶餡や、旬の枝豆を使ったずんだ餡。
秋ならほくほく実った栗餡や芋餡。
冬は新年の訪れを感じられる、柚子餡や黒豆餡。

四季を通して異なるあんを使用したお菓子は舌にも目にも嬉しく、心がほっとほころびますね。

縦向きのほうがよかったかもしれない

ぽっちゃりとした龍。
お腹はツヤがありますがすべすべした触り心地。
生地はややショートニングの香りがし、どこかに麦芽糖の香ばしさも感じます。
持ち心地はかなりしっかり、硬め!

実食!

白くてぽくぽくのあん

食べてみるとかなり豆感が強く、ほくほくとしていますがさらりと舌でほどけるなめらかさのバランスはさすがあんこのプロ。

ミルクやバターはほのかに感じる程度で、あんの味が強く押し寄せます。
ですが甘さは控えめでスッキリとしていて、甘いものが多いおせちの合間に食べてもくどくありません。

餡のミルキー度…★★★
香り…★★★
全体の口溶け…★★★
皮との一体感…★★★★★
寿ぎの気持ち…★★★★★

まとめ

今回は年末年始限定の干支饅頭をご紹介しました。
購入できる時期が12月下旬~1月頭までのごく限られた期間だけだったので、たまたま見つけられてラッキーでした。

ここで、毎年清閑院を追っていれば干支のミルクまんじゅうが制覇できるのでは!?と企んだわたし。
清閑院のインスタを遡ってみると、確かに去年の兎年のときは”うさぎの形のミルクまんじゅう”が出ているのが確認できました。

しかしその前の寅年では『ホワイトチョコレートをミルクあんで包んだ干支饅頭』、さらにその前の丑年では『チーズあんの干支饅頭』と、毎年ミルクまんじゅうが出るわけではないようです。

干支ミルクまんじゅうコンプリートの道はまだまだ遠そうです……が、早くも来年のへび年のあんの中身が何か、楽しみになってきました。
今からリマインドしていかなくては!

それでは本年もよろしくお願いいたします🌕

今回のお店:菓匠 清閑院(京都府)


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