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シンガポールで実感した「言語力」の価値
昨日、私はシンガポールでの生活の2日目を過ごした。マリーナベイサンズのような有名ホテルから、街角に漂う多言語の会話まで、観光地や街並み、そしてそこに生きる人々の空気を肌で感じた。その中で、私が特に強く印象を受け、そして悔しさすら覚えたことがある。それは「英語が話せない」という現実だった。
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シンガポールは中華系、マレー系、インド系といった異なる人種が融合し、4つの公用語(英語、中国語、マレー語、タミル語)を軸に生活する多言語社会だ。もちろん、全員が4言語を完璧に操るわけではないが、大半の人が「英語+α」のバイリンガル以上の環境で育っているという。
そのため、彼らは瞬時に言語を切り替え、相手に合わせてコミュニケーションをとることができる。日常生活だけでなく、国際的なビジネスハブであるシンガポールでは、多国籍企業が並び、欧米のビジネスパーソンや旅行者も多数往来する。この国際色豊かな環境が、さらに言語能力を伸ばし続けているように感じた。
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そんな場所で、一歩、ホテルや街中へ足を踏み入れた私が感じたのは、日本語が全く通じないことへの驚きだった。たとえ世界的に有名な5つ星ホテルであるマリーナベイサンズであっても、日本語が話せるスタッフはおらず、標準的な案内以外は英語でコミュニケーションをとることが求められた。
「同じアジア圏だから」と甘く見ていた私の考えは、あっという間に打ち砕かれた。
振り返れば、多くの日本人は学生時代に英語を学ぶ。しかし、文法中心の教育や「英語を使わなくても生きていける」環境下で、実用的な英語力が身につく機会は極めて少ない。
私自身を含め、「英語が話せないこと」は、国内ではさほど問題と感じないことが多い。なぜなら日常生活は日本語だけで完結し、仕事もほとんどが日本語で事足りてしまうからだ。
「必要は発明の母」という言葉があるように、求められなければ人は本気で学ばない。
日本で英語が本気で必要とされない状況は、英会話が一向に上達しない一因だろう。いくら外国人観光客が増えたといえど、自分の日常や仕事が英語を必要としていない限り、人は学ぶモチベーションを持ちづらい。こうした「必要性」を実感しないまま時が流れ、海外で言葉の壁にぶつかったときに初めて、痛烈な悔しさを覚えることになる。
もし、私がシンガポールで半年暮らせば、必死になって英語をモノにするだろう。なぜなら生きていくため、コミュニケーションをとるため、仕事をするために不可欠だからだ。シンガポールのような多言語環境は、そこで生活する者に「必要性」という強烈な原動力を与える。
今回一人旅でなかったら、ここまで英語の必要性を痛感することはなかったかもしれない。仲間がいれば、心許せる人同士で助け合い、英語力不足をカバーしあえたかもしれない。ツアーだったらガイドに任せればよいとなっていただろう。
だが、一人で立ち向かったからこそ、「もっと英語ができれば、より豊かな時間が過ごせたのに」という後悔が強烈に残った。
この旅が私に与えたものは、単なる観光スポットの記憶以上に、国際社会でのコミュニケーション力の価値に気づかせてくれたことだ。言語は単なるツールではなく、世界への扉である。多言語が飛び交うシンガポールのような場所に身を置くと、その扉がいかに多くの出会いと体験、理解を可能にするかが肌でわかる。
今日はシンガポールからマレーシアへ、あえて時間のかかるバスで国境を越える予定だ。理由としては最も国境を超える感覚を味わうことができると思ったからだ。旅はマレーシアへと続く。
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浮島 達雄
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