タイパを最大化する移動時間の活用の仕方
移動時間をいかに活用するかは、仕事を効率化する上で欠かせないテーマである。出勤や顧客先への訪問など、働く上で移動を要する場面は意外と多い。とりわけ遠方への移動となると、移動だけで丸一日近くを要することも珍しくない。移動時間に何もしなければ付加価値は何も生まれない。コストだけがかかるだけだ。
こうした貴重な時間をただ漫然と過ごすのか、あるいは有効活用するのかで、積み重ねれば大きな差を生むだろう。電車内であればノートパソコンやタブレットでの作業ができるし、車の移動でもYouTubeやオーディオブックを聴くなど、インプットに充てることが出来る。
移動時間は年間にするとかなりの長時間になるため、この時間をどう使うかは一考の価値がある。やるかやらないかは自分次第で決められる。何も出来ないということは絶対にない。
近年はコロナ禍を経て、Zoomなどのオンラインツールを用いて移動の手間を削減できるケースが増えた。しかし、すべてをオンラインで済ませられるわけではないのも事実である。
現場を見なければ得られない情報や、人の表情・雰囲気などに直接触れて初めてわかることも多い。実際に足を運ぶことで、オンラインでは決して得られない気づきやつながりを得る機会にもなる。私はこうした一次情報はとても貴重だと考えている。
一方、移動時間に何をするかを考えるうえで、手段や移動環境も重要になる。たとえば私は、新幹線を利用する場合には迷わずグリーン車を選ぶことにしている。わずか2,000円程度で周囲が静かになり、より集中して仕事ができる環境を手に入れられるからだ。このように投資と考えて移動環境を整えれば、移動時間をより有意義に使うことができる。
では、移動時間をどのように活用すべきか。第一に、インプットの時間として割り切る考え方がある。移動しながらできるオーディオ学習やSNSでの情報収集は、集中しやすい人にとっては効率的だ。第二に、アウトプットの場と捉える方法もある。車内や電車内で次の企画や報告書の構成を考えたり、スマートフォンでアイデアをメモしておくのも一案だ。スケジュールを組む際に「移動中は何を進めるか」を明確にしておくと、移動開始と同時に行動を起こしやすくなる。
もちろん、移動時間を休息や気分転換にあてるという手もある。肉体的・精神的な疲労が溜まっているなら、あえて作業をせずに仮眠をとる方が生産性向上につながる場合もある。自分のコンディションや状況に応じて、最適な使い方を選択すればよいだろう。
オンライン化が進んだ現代でも、実際に現場へ足を運ぶ価値は決して小さくない。現場を訪問する際の移動時間をどう過ごすかは、ビジネスパーソンにとって戦略的な取り組みであるといえる。その移動そのものに意義を見出し、有意義に活用すれば、日々の仕事に大きな差が生まれるだろう。あなたは移動時間をどんな時間にしているだろうか。
浮島 達雄
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