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経営者の覚悟とは?宗次徳二さんが語る自己責任の経営

11月21日に開催された「RICOH Value Presentation 2024 in あいち」にて、カレーハウスCoCo壱番屋創業者・宗次徳二さんの基調講演を聞いた。

「経営は自己責任」というテーマで、これからの時代に経営者がどうあるべきかを語ってくれた宗次さんの言葉には、深く心を打たれるものがあった。

宗次徳二さんは、孤児院で育ち両親の顔を知らず、3歳で孤児院から養父母に引き取られたという。

だが、養父がギャンブルにのめり込んでいたため、宗次さんは超極貧の生活を余儀なくされる。

それでも養父を恨むことなく、養父を喜ばせるために行動したという(養父が好きだった)。
その経験が、後に「目の前にいる人を喜ばせたい」というカレー屋の原点となったのだ。

成功した経営者の中でも、ここまで幼少期に苦労した話を聞くのは初めてであり、私は思わず目頭が熱くなった。

逆境に屈することなく、宗次さんはひたむきにハードワークを重ね、カレーハウスCoCo壱番屋を大きく成長させてきたのだ。

昨今では、ワークライフバランスや週休3日制、残業を抑制する風潮などが広がっており、これは労働者にとっては良い面もあるだろう。

しかし、会社経営にとっては非常に厳しい時代である。

もちろん、それぞれの人生において余暇を楽しむことも重要だ。
しかし、経営者はそれだけではいけない。

経営者は、自分の経営に対して一心不乱に誰よりも働かなければならない立場である。

宗次さんは「これまでの失われた32年間」と表現しているが、今こそが一番平和な時代だと語る。

果たして日本の景気が回復することはあるのだろうか。

日本の人口はますます減少し、高齢化も進行している。
経済発展が一層厳しくなる中で、会社が生き残っていくためには、努力を怠らずにお客様に対して価値ある商品・サービスを提供し続けることが求められる。

近年のテクノロジーの進化によって業務効率化は可能となったが、仕事に注ぐ時間の量がライバルとの差を生むことは変わらない事実である。

ゴルフや飲み会、異業種交流会などに経営者がのめり込んでしまうのは危険なサインだ。

経営者の姿は、社員や取引先から常に見られている。
その姿勢が会社の未来を左右する。

宗次さんの基調講演を通じて、経営者としてもっと精進しなければならないと強く感じた。

自らが率先して働き、お客様に対して価値を提供し続けることで、厳しい時代を乗り越えていけるのだと改めて気づかされた。

浮島 達雄

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