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働き方改革も良いが、現状の労働法を見直す事も大事ではないかと考える
先日、温泉の湯舟にゆったりと浸かっていると、若い男性の三人組が入ってきた。同じ会社の同僚らしく、仕事の話に花を咲かせていたようだ。そのうちの一人が大きな声で「明日から仕事行きたくねー」と言い放った。本人の本心なのだろうが、経営者の立場からすれば、こうした従業員を想像するだけでぞっとする。
もちろん、その若者には何かしらの理由があるのかもしれない。嫌いな上司がいるのか、仕事の内容が合わないのか、あるいは体調が思わしくないのか。私自身も若い頃には人間関係で苦しんだり、体調を崩して出社が億劫になった経験はある。しかし、それでも誰かに「仕事へ行きたくない」と口に出して言ったことは、人生で一度もない。言葉は言霊である。自分の口から出る言葉は周囲にも影響を与えるし、それを発した自分自身の内面にも跳ね返ってくる。
仕事というものは人生の中でも長大な時間を占める。そこを「嫌々やるか」「生きがいとして情熱を注ぐか」は、将来の結果に大きな差を生むだろう。
もし本当に嫌なら、辞めればいいのにと思う。
少なくとも、公衆の場で「行きたくない」などと堂々と言われるのは、聞いていて気持ちがいいものではない。その三人組の会話に居心地の悪さを覚えた私は、早々に湯舟を出た。
ところで、私はドライに聞こえるかもしれないが、日本の労働法は欧米のように解雇規制を緩和すべきだと考えている。近年、ジョブ型雇用に移行しようとする動きがあるが、現行の労働法とは噛み合っていない。
解雇が自由にできないからこそ、大手企業が早期退職優遇制度など、実質的な退職勧告を行っているのが現状である。いずれは解雇規制を含む法律が改正され、終身雇用や年功序列、メンバーシップ型の雇用慣行も変わらざるを得ないと考える。激しく変化する社会や国際競争の中で、日本が再び成長していくためには、大胆な改革が必要である。
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仕事は人生に占める時間が最も長い。それをどう捉え、どう取り組むかは個人の自由ではあるが、嫌々ながら続けていては結果的に自分自身を苦しめることになるだろう。「行きたくない」と言い放つより、自分の未来をどう築いていくかを考えたほうが、よほど生産的である。
言われた仕事をやるよりも自分が何が得意で、何ができるのか各々が考えて働くことが高い生産性を生み、人生をより充実したものにするのだと思う。
浮島達雄
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