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なぜ東京タワーは建てられたのか?子どもの質問に向き合って
昨日、夕ご飯中に子どもたちと話をしていたとき、下の息子が「東京タワーは意味あるの?」と質問してきた。
東京タワーの「意味」を考えたことがなかったため、ちょっと驚いた。そして、私自身、東京タワーについての理解が浅かったため、街のシンボルとして多くの人が東京に訪れるきっかけになった、という程度の回答をしてしまった。
ところで、皆さんは東京タワーがなぜ建てられたのか、その理由を説明できますか?
東京タワーは、日本の戦後復興を象徴するランドマークとして1958年に完成した。第二次世界大戦後の日本は、復興と近代化を目指しており、東京タワーの建設はその象徴的なプロジェクトの一つだった。設計を担当したのは、著名な建築家の内藤多仲で、エッフェル塔をモデルにしながらも独自の日本的デザインが取り入れられている。さらに、1953年にNHKがテレビ放送を開始し、民間放送局も次々と開局する中で、東京地域全体に電波を送信するための大型の放送塔が必要となり、テレビやラジオの電波送信の役割を果たすために建設された。
息子の「意味があるの?」という問いに対して、私はふと、東京タワーの建設に携わった人々のことを考えた。そこで、子どもたちにこう伝えた。「東京タワーを作った方々に対して、もし『意味があるの?』と聞かれたら、どう思うかな?中には命を失った方もいるんだよ」と。
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子どもの興味からの何気ない質問に少し踏み込みすぎたかもしれないが、私は子どもたちに自分たちの発言の影響や、その背景にいる人々のことを考えてほしいと思っている。どんな仕事にも、ほとんどの場合、目的がある。その目的や意味を考えることはとても大切だ。
意味を考えることは、仕事においても非常に重要である。この仕事は本当にやるべきなのか、それとも省いても良いのかを見極めることが求められる。
最近では、若い人たちの間でコストパフォーマンス(コスパ)やタイムパフォーマンス(タイパ)を意識して、「やる意味」をよく考える傾向が強まっている。それは一面では合理的で素晴らしいことであるが、やはり実際に「やってみる」「調べてみる」ことの価値も忘れてはならない。
特に今は、ネットの普及によって何でも簡単に調べられる便利な時代である。しかし、ネットで得た情報に留まらず、その背景や本質について一人ひとりが考えることが必要だ。
だからこそ、自分でやってみた体験、つまり「体験価値」は何にも代えがたいものだと強く思う。実際に行動し、体験することで得られる学びこそが、自分の中に深く根付くものだからだ。
浮島 達雄
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