発達障害グレーゾーンの大学生さんに激しく共感した話
皆さんこんにちは、発達障害者のうきまろです。
先日新聞で発達障害に関する記事を読んだので、それに関するお話をしたいと思います。
その新聞記事には、発達障害のグレーゾーンとされる、とある大学生さんのことが書いてありました。
グレーゾーンというのは、発達障害という診断は受けていないけれども、その傾向がある人達のことですね。
なんでも、その大学生さんはADHD(注意欠如・多動症)のグレーゾーンらしく、そのためにアルバイトやサークル活動などの複数のことを同時進行するのが苦手だったそうです。特に、授業での課題の提出が億劫で、先延ばししてしまうということでした。
ここまで記事を読んで、「わたしと一緒だ!」と思いました。
僕も大学生活はなかなかに苦労した記憶があります。
この大学生さんと同じように、同時に色んなことをすることができなくて、アルバイトもサークルも中途半端になってしまって、勉強も単位ギリギリでなんとか卒業しました。
特に卒論を書くときは、もうどうしようかと思いましたね。なかなか取り掛かれなくって、提出期限が迫ってから焦りに焦りまくって、期限1分前とかになんとか提出したのをよく覚えています。
ADHD傾向のある人みんながみんな同じようになるわけではないと思いますが、やっぱりこういう特性を抱えてると大変ですよね。
僕は大学を卒業してから発達障害の診断がおりたのですが、冒頭でお話した大学生さんは、もっと前からその傾向があることがわかってたみたいです。
全国の大学には、すでに発達障害の傾向があるとわかっている人には、スムーズに支援が行き届くような体制を、ぜひとも整えてほしいですね。
岐阜聖徳学園大学の安田和夫教授によると、発達障害やその傾向のある学生への支援が「一番ニーズが多い」だそうですから、世の中にはたくさん同じ悩みの人がいるはずだと思うのです。
現状では、大学ごとに対応に差があるようで、特にグレーゾーンの大学生を支援する仕組みが、まだほとんどないそうです。生まれつきの発達の特性によって、苦労することが少しでも減るように、手厚いサポート体制が早く出来上がってほしいですね。
以上、今回はここまで、発達障害者のうきまろでした