大地からの手紙3
忘れた頃にふと届くのが、手紙ってもんじゃない?
旅の最終日。
3日目の朝を迎えました。
お天気は、雲が多め。しっとりとしてる。
知床、北海道の幸が並んだ朝ごはんをいただき、出発。
知床半島を回って、羅臼に抜け、中標津へと戻るルート。
ウトロを出て、山道を登っていくと、開けた峠に出ました。
木々の葉を見ていると、冬の厳しさを感じます。
北海道の冬はもちろん雪が多いんだけれど、北陸のようなしんしんと静かに降り積もっていく雪ではなく、ブリザードなんだそう。
ビュービュー風が吹いて、前は見えず、外に出たら命取りなホワイトアウト。
そんな風雪に耐えなければいけないことを知っているような木々たちです。
キツネやヒグマには会えなかったけれど、道中、鹿は、姿を見せてくれました。
普通にいる。
根室海峡側に出ると、羅臼の街に到着です。
道の駅みたいなところに寄り、お土産を見て、ウミネコ?カモメ?がのんびりする姿に癒される。
あの子達はさ、なんでわざわざ、高いちょっと不安定そうなところで黄昏れるんだろうね。
途中、ラウキカさんが聖地と呼ぶ、文字通り、ワインが所狭しと並ぶお店に連れてってくれました。
私は、ワインはわからないけど、店の一角に、文房具売り場があって、そこがね、30年くらい時間が止まってそうな感じだったの。
そこに並んでる鉛筆とかペンとかが、今はもうなかなか手に入れられなさそうなもので、密かに興奮しちゃった、懐かしくて。
そのお店を後にし、みんなでお昼ごはん。
最後は、パスタをいただきました。
易的にいうと、麺類は、また縁を繋いでくれる象徴。
狙って、パスタ屋さんに連れていってくださった訳ではなかったけれど、私ね、「私たち、また6人で旅をするんだろうな」って、思ったんだ。
それぞれの場所で、
それぞれのやり方で、
それぞれの形で、
それぞれの表現で、
でも、
何かのタイミングで、
時空のはからいで、
いつかはわからない。
それが、どこかもわからない。
けれど、
きっと、また会える。
これって、希望だよね。
未来とのやくそく。
はじめての北海道。
一生、忘れられない旅だったよ。
いつか、私と一緒に旅に行かない?
あなたとも行きたいんだ。
P.S.
最後まで読んでくれてありがとう!
また、会える日を楽しみにしてるねー!
P.S.のP.S.
声をかけてくれて計画してくれてありがとう。
一緒に旅をしてくれてありがとう。