からっぽ

「うきこちゃんは人の話ばかりするね。もっと自分のことを話したらいいのに」

私は人が好きな方だと思う。
いつだって好奇心が優って、その人と話したい、話したいという気持ちが強い。

そして、この人はこう感じてる、あの人はこんなこと考えてる、って知ることが面白くて、
別の友達に会ったときに、それを話している…らしい。

ちょっと違うかもしれないけど、面白い本を読んだよっていう感じの、
これ、私は面白いと思うんだよね、あなたはどう？って披露する感じ、かな。

私はそれを面白いと思ってるから、自分の興味を話していて、自分の話をしているように錯覚してた。

で、冒頭の言葉。
私は私が聞いてきたという体験、それを面白いと思った、という話をしてたんだけど、
聞く人からとったら他人の話だったんだ。

これには、衝撃を受けた。

私は、思ったより中身が空っぽだと思っている。
子どもの頃からずっと。
記憶力は悪くない。お勉強もそこそこだった。
けれど、そういうことじゃなくて、とにかく空っぽ。

noteを書いたり、いわゆる発信してる人みたいに見えるかもしれないけれど、
特別、世の中に主張したいことがあるわけでもない。
そういう時ももちろんあるけど、それをし続けていく体力もない。
空っぽな筒に、何かの拍子に何かがぶつかって、
ぶぉんと振るえて音が鳴る時があるだけ。

ぶぉんがこのnote。

それから、自分のことを話すように気をつけてるつもりだけど、できているかは分からない。

そういえば、数年ぶりに会った人からも言われたことがある。
30分くらい話してから
「それで、うきこは今、なにやってるの？」って。
私は私のではなく、夫の近況報告をしていた。

からっぽなわたしから湧いてくる
本当に空っぽなのかよ、な自己主張。

おかしいね。

紅茶に入れると美味しい果物自分BEST
3位　もも
2位　りんご
1位　オレンジ

ぶどうは皮むいた方がいいね。
目の前の紅茶にバナナが入っててちょっと驚き。