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福岡 大濠テラスにて、究極のお茶体験 ③

こんにちは。
うきはせれくと ショップマネージャーです☺️

なかなかnote更新が順調に進まずですが、今日はいよいよ八女伝統本玉露体験③です!😆

YAME-TEA「THE SALON」では、うきはせれくとnote②でお伝えした「八女伝統本玉露 しずく茶」をいただいたあと、「八女煎茶 スパークリング」、「八女ほうじ茶 氷締め」、「八女伝統本玉露 氷出し」を体験することができます。

今回も日本茶インストラクターの竹中さんの解説をもとに書き起こしていきたいと思います。

八女煎茶 スパークリング

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旨味のお茶を堪能した次には、爽やかに煎茶のスパークリング。

よく冷やした天然水で2時間ほど抽出した水出し冷茶になります。

炭酸割りの方法として2つあり、水出しした冷茶に直接炭酸注入することによって、作るスパークリングと、
もう1つの方法は、2倍の茶葉を入れて濃い目に作った冷茶を炭酸水で割るという方法があります。

お茶は水に溶け出した抽出液を飲むものなので、何かと割ってしまうと、お茶の風味が負けてしまうということがあるため、炭酸水で割る方法(薄める)よりも、水出ししたお茶に直接炭酸を注入する方法がよりおすすめとのことです。

いただいたスパークリングは甘みなど足さず、八女茶の味をストレートでいただきました。
最初にシュワッとした爽快な炭酸感から、後味にふわっとふくよかなお茶の香りが鼻に抜けます。季節感満載のお茶。

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また、見た目にも美しいので、大濠テラスの景色を眺めながら、贅沢な時間を全身で味わうことができます。😄

スパークリング煎茶は、もともとレストランなどで、アルコールを飲まれない方のために、お酒と同じテンションで乾杯できるように最初は食前酒として考案されたものだったそうです。

そして、このスパークリング煎茶は水菓子(フルーツ)と非常に相性が良く、自然の果物の甘さをお茶の炭酸がとても引き立ててくれるそうなので、その味覚もぜひ自分で淹れて体験してみたいと思います😆

八女ほうじ茶 氷締め

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次は香りのお茶として焙じ茶をワイングラスでいただきます。

氷締めは、熱く淹れて香りを頂点まで立たせたお茶を、一気に氷で締める方法。

緑茶は香りもふくよかですが、特にうま味を味わうものとして、できるだけ上手にうま味を引き出すために、湯の温度が重要で、急須で淹れる際も湯冷ましをしたり、苦渋みは茶殻にとどめて旨味を引き出せる水出し煎茶が推奨されています。

一方、焙じるという効果として、焙じる(火を入れる)ことによって、お茶の中の苦渋みのカフェインが昇華反応(固体から気体に直接変化する現象)し、またもう一つの苦渋み成分のカテキンは火を入れることによって不水溶成分に変化するため、葉自体が苦渋みが出ない状態になっています。

水出しは旨味を引き出すことが大きな目的でしたが、ほうじ茶は苦渋み自体を取ってしまっているものなので、ほうじ茶に水出しのメリットはありません。また、水出しは香りが立ちにくいので、香りを出したいほうじ茶としてはこれもデメリットになってしまいます。

そのため、沸き立ての熱湯で香りを頂点まで立たせて、それを一気に氷で締めてあげると、”香りを持続させることができる”というわけです。

焙じ茶は茎と葉を焙じて焙じ茶となるのですが、茎と葉で旨味成分は異なってきます。茎というのは根からの養分と、葉から作られた栄養素が常に通っているため、栄養素がたっぷりあり、また茎の部分は葉と比較して光合成をほとんどしないため、うま味(テアニン)もあまり減ることもなく、たくさん蓄えられています。

葉は焦げやすいので茎とは別で焙じるのですが、この焙じた葉を何%かブレンドすることによってコクがさらに増します。
こうして、火入れの技術とブレンドの技術によって、様々な風味の焙じ茶が味わえるのです。

今回の氷締めは、暑い季節にすっきりと香り高いほうじ茶をいただく方法として、ベストです!😆

焙じ茶は安めの価格帯のお茶に見られがちですが、とても香り高く、体を癒す力があるお茶ということが再確認できました。

八女伝統本玉露 氷出し

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温度を冷ませば冷ますほどうま味だけを引き出すことができるという究極系のお茶が「氷だし」。

茶葉に純水の氷をたっぷりのせて、24時間かけて冷蔵庫でその氷が溶ける水分だけでじっくり抽出したものです。

ポイントは氷を全部溶けるまでではなく、半分ぐらい氷が溶けた状態で残った氷を引き出すのがポイント。全部溶け切って水になってしまうと、うま味を最大限引き出せるマイナス5℃帯が無くなってしまうので、大体半分ぐらい氷が溶けたタイミングで氷だけを取り出し、ガーゼなどでやさしく濾します。

この氷だしでの水色はとても淡い緑の水色ですが、上質な茶葉ほど水色が薄くなるということが分かるお茶です。

味は、低温のお湯で抽出したしずく茶ともまた違った香りとうま味を感じることができます。
茶自体の香りとうま味が水にそのまま転写されたかのような、印象深い風味です。氷出しはその茶葉の木の違いを強く感じる淹れ方かもしれません。😃

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以上、3回にわたって大濠テラスでの究極のお茶体験記でした!

私は4つのお茶の中で今回は「八女ほうじ茶 氷締め」が一番好みでした。その日の体調のコンディションや気候の影響もあったかもしれませんが、香ばしい香りとすっきりとしたほうじ茶の美味しさが体にマッチしました。

同行のフォトグラファー兼バイヤーのS氏は「八女伝統本玉露 氷出し」がお気に入りでした。あと、きくやさんの和三盆も😀

この後、大濠テラスを後にした我々は、日本茶インストラクターの竹中さんからのご紹介で、福岡・赤坂にあるジャパニーズ サロン 雫」(#JapaneseSalon雫)茶酒をいただきに!

私とS氏は車運転が待っておりましたので、泣く泣くノンアルコールカクテルを。

楠森堂さんは、そんな私たちに申し訳なさそうながらも、二杯美味しい茶酒を味わっていましたよ。

3人とも日々の多忙に流されている中、このしっとりとしたバーで満足した締めのひと時をいただきました。
またぜひゆっくり電車で訪れたい素敵な大人の隠れ家でした🥃

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