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氵卞河阻凍

 これから、借りてた『新釈漢文大系 詩人編9 杜牧』を返却するので、その前に、
「氵卞(べん)河阻凍」を。

寒い❄️🧊ので、この詩にした😁


 氵卞河阻凍(氵卞河凍れるに阻まる)

 千里に及ぶ長い河が凍ったばかりのとき、玉製の飾りや佩玉が、まちまちに鳴るような音がする。
 はかない人生は、ちょうど氷🧊の下の水に似ている。日夜東へと流れ続けているのに、誰もそれに気付かない。

 氵卞河(べんが)は、黄河と淮水(わいすいを結ぶ通済渠の別名。)
 初は、〜したばかりの意。
 浮生は、はかない人生。
 恰似は、まるでそっくり。
 日夜東流は、川の水が流れて止まないこと。時の流れに例えて言う。『論語』子罕篇の「子は川の上(ほとり)に在りて曰く、逝く者は斯の如くか、昼夜を舎(お)かず。(孔子が川のほとりで言われた。「過ぎゆくものは、この流れのようなのか。昼も夜も留まらない」と)」を踏まえる。

 見出し画像は、この寒いのに、かき氷🍧を食して、杜牧に「よくこんな寒い時に、そんなモノ食えるな」と、半ば呆れ、半ば感心されるマブダチ君😁。

           🐻


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