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9/29だから…

 今日は、『中国名詩集』(井波律子 岩波現代文庫)から、杜牧の「赤壁」を。

史実より、詩情優先?😁

     赤壁
        杜牧
 折れた戟(げき)が砂に埋もれているが、その鉄はまだ腐蝕していない。
 自分の手で錆を落とし洗ってみると、はるか昔の時代のものだとわかった。
 あのとき東風が周郎のために、つごうよく吹いてくれなかったならば、
 銅雀台に春の深まるころ、二喬は閉じ込められていたことだろう。

 戟は、武器の名。二喬は、孫策と周瑜の妻の姉妹のこと。

 二コマ目?で、自称・杜牧のマブダチ君が言っているように、曹操が二喬を我が物にせんと江南に攻めて来たのは、フィクションである😁。銅雀台という御殿もあったかどうか…?

 ついでに言えば、呉の老将・黄蓋が苦肉の策と、我が身を打たせたのも、フィクションだとか。

 今日は9/29だから、クニク…苦肉の策…赤壁の詩と、いう訳である😁。

 見出し画像は、『今こそ知りたい三国志』より。

            🐻

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