旧重陽(2024)
今日は、旧暦の重陽(九月九日)。
それにちなんで、『中国名詩集』から「九日与陸処士羽飲茶」という詩を。
九日(きゅうじつ)陸処士と茶を飲む
きょう(白に交)然
九月九日、山僧の院では、
東の垣根で、菊の花も黄色くなっている。
俗人は、菊花を酒に浮かべることが多く、
これが茶の香りを引きたてることを理解する者などいない。
処士…出仕しないで民間にいる人物。
陸羽…茶道の開祖
重陽の節句に、陸羽と菊の花びらを茶に浮かべて飲む、風流なきょう然さんと陸羽。
作者のきゅう然は、中唐の詩僧だとか。
お茶が普及しだしたのも、その頃らしい。とすると、きゅう然と陸羽は最新の飲み物で重陽の節句を祝っていたことになる。インフルエンサーか?😁
🐻