村舎燕
こないだ、広島に行った時、広島そごう内にある紀伊国屋書店で、井波律子氏の「中国名詩集」を買った。
その中にあった、杜牧の詩。
村舎の燕
漢の離宮は百四十五。
その多くは珠の簾を下ろし、美しい窓を閉ざしている。
(ツバメは)どこで巣を作っているのだろうか、夏もなかばになろうとするのに。
見れば、炊煙たちのぼる農家の茅葺きの軒下で、一対ずつさえずり語りあっている。
今年は、うちの周りであまり燕を見かけない。二、三年前くらいまでは、ベランダの隅に巣を作って、ヒナがチュンコちょっと鳴いていたものだったが…。
いると騒がしいが、いないと寂しいものである。
見出し画像のツバメは、「くらべてわかる野鳥」から。
そして、なぜか「地上の星」を歌っている杜牧さん😁。
🐻