秋思
今日は、二十四節気のひとつ「処暑」。
暑さがおさまる頃…だそうだが、まだまだ猛暑日は続きそうだ。いつになったら、本当に暑さがおさまるのやら…。
そこで、今回は『中国名詩を鑑賞辞典』から、「秋思(しゅうし)」という詩を。
秋思
王渾(おうこん)
珠のような美しい木に秋風が吹きはじめて、枕や敷物もにわかに秋冷をおぼえるようになり
その昔、楚の山水の間をともに遊んだ友人を思い出し、懐旧の情にたえない
そこで憂いを忘れようと高らかに一曲を歌い、さて鏡を見ると、わが老残の姿を見るに忍びず、いそいで鏡におおいを掛けた
まこと、昨日まではまだ紅顔の美少年とばかり思っていたのに、今は白髪の老人であることに気がついた。
何だか、哀愁のただよう詩である😂。
🐻