尋君不遇又空還
昨日図書館で借りた『漢詩をよむ 冬の詩100選』から、大寒の頃の詩として、中唐の韋応物の「休暇日訪王侍御不遇」を。
休暇の日 王侍御を訪ぬるも遇わず
九日あくせく働いていて、ようやく一日の休暇を得て、
あなたを尋ねてやって来ましたが、会うことができずに、またむなしく帰ることになりました。
でむち、こうしてやって来て、あなたの詩が人をすがすがしい気分にさせるわけだと納得しました。
あなたの家は冷やかな清流に臨み、雪で真っ白な山に囲まれているのですね。
作者の韋応物が尋ねたのは、王侍御とあるが、今は隠退してる人であろう。隠者を訪ねたが会えなかったという題の詩は、唐代に数多いらしい。
やっぱ、アポイントを取っておかないとダメなのかな?😁
それにしても、九日も働いて、やっと一日休暇とは、唐代の人も休みが取りにくかったのかな?あの当時の詩人は、たいてい役人というか、官吏だから案外忙しかったのか?よく分からないけど。
🐻