回文の日(2023)
今日は、どっちから読んでも12/21なので、「回文の日」。
回文とは、「ダンスがすんだ」、「竹藪焼けた」といった、最初からも最後の字からも同じ読みになる文である。
見出し画像は、「(顔)回と烏賊🦑」。なぜか、サキイカを手に持つ顔回😁。
『論語』の各篇のタイトル?は、最初の章の二字(か、三字)をとったもの。顔淵篇の最初の章は、こんな話である。
顔淵(顔回)が仁について尋ねた。先生は言われた。「自分の欲望を克服して、礼の方式にたちかえることこそ、仁徳である。一日でも自分の欲望を克服して、礼の方式にたちかえったならば、天下じゅうの人々がその仁徳になつき集まってくる。仁徳を実践するのは、自分自身によるものであり、他人によるものではない。」顔淵が言った。「実践項目をうかがわせてください。」先生は言われた。「礼の方式にはずれたものには目を向けてはならない。耳を傾けてはいけない、言ってはならない。礼の方式にはずれた行為はしてはならない。」顔淵は言った。「私は愚かではありますが、このお言葉を実行したいと思います。」
いわゆる「克己復礼」という言葉の元になった章である。
『完訳論語』の著者の井波律子氏は、この章の解説で、「前半十篇(学而、為政、八佾、里仁、公冶長、雍也、述而、泰伯、子罕、郷党)の発言に見られるような躍動感に欠ける」と自説を述べている。
確かに、ちょっと長ったらしく感じる。後半十篇にも、キレのある孔子の発言を収めた篇はあるのだが、前半ほどではない。
回文の日から、だいぶ外れてしまった😅。
🐻
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