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晩春の詩
今日は4/21。早いもので、もう4月も下旬。再来週の今日は、立夏。暦上は夏である(まだ初夏だけど)!
桜🌸の時季も終わり、晩春という時季になった。そんな頃にふさわしい詩である。
久しぶりに『中国名詩鑑賞辞典』から、清代の呉錫麒という人の詩を。
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春を送る二首
呉錫麒
赤い落花と白い飛絮(ひじょ)とが、もやの立ちこめている水面いっぱいに浮かんで
たゆとうている。
九十日間の、のどかな春日は、どんどん過ぎ去ってしまい、まるで「ひ(機織りで横糸を通す舟形の小道具)」の往来するようである。その春の足あとを、年々訪ねようと思っても、春の行方は訪ねるによしもなく、ただ白髪だけが年々多くなるばかりである。
「春を送る二首」とあるが、もう一首は紹介されていないので、どんな詩かは分からない😅。
清の時代の人なので、当然弁髪だろうなと、それらしく描いてみた。詩中に「白髪が多くなるばかり」とあるので、かなり歳がいった感じかな?と思って髪は灰色にした。
🐻