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除夜作
今日は大みそか。2024年も今日で終わり。今年一年、記事をお読み下さった皆様、ありがとうございます🥰💖。来年、2025年もよろしくお願いします😃💕。
今回は、『中国名詩集』(井波律子 岩波現代文庫)より、「除夜の作」(高適)を。
旅館の寒灯独り眠らず
客心何事ぞ転(うた)た凄然
故郷今夜千里に思う
霜鬢明朝又一年
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旅の宿の寒々とした灯火に、ひとりきりで眠れない。
旅人の心はどうした訳か、ますます寂しさがつのる。
故郷の人々は今夜どうしているだろうと、千里の彼方に思いを馳せる。
霜がおりたような白髪の私は、明朝には、また一つ歳をとっている。
高適は、盛唐期の詩人。旅先で迎えた除夜の作。
旅館の灯火が寒々としているとあるが、幽霊の青白い火は、もっとイヤかも😁。
中国には、大みそかの夜に年越しそばを食べる習慣はないだろうけど、取り入れたら案外ハマるかも?😁
🐻