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いい世が来ない

 『論語』子罕篇9章で、孔子は「鳳鳥は飛来せず、黄河から河図(聖天子が出現すると浮かび出るという神秘的な図形)も出てこない。私はもうおしまいだ😭」と、嘆いている。

 子路篇12章でも、「もし王者(天命を受けて天下を統一する君主)が出現したなら、きっと三十年で、この世は仁愛に満ちたものとなるだろう。」と、半ば夢物語のような事を言っている。

放浪生活が長くて…

 その前章でも、善人が百年間国を治めたら、死刑をなくすこちうが出来るとか、更にその前章では、私を用いる者ガいたら、三年で立派にするとか希望を述べているが、いい君主に巡り会えなくて、放浪生活も十年くらいになると、こんな感じになるんだろうか?😅

 後ろ?で子路が、心配して見ている。中島敦の『弟子』では、見出し画像の孔子の言葉を聞いて、涙が溢れてくるのを禁じ得なかった。とある。

 聖天子とまではいかなくても、もちっとマシな政治家が出てこないものか、と孔子でなくとも嘆きなくなる今日この頃😁。

            🐻

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