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昨日のコラム
昨日の中国新聞の一面の左下に掲載されていたコラム「天風録」は、こんな内容だった。
政治とは何か。弟子に問われ、孔子が問いた。「食を満たし、軍備を十分にし、民に信頼の心を持たせる」。三つのうち最も大事なのは民から信じ託されることだと諭す。「信なくば立たず」と▲前政権以上に、この論語の言葉が染みる日々だろう。きのう石破茂首相が再選出された。決選で野党の無効票に助けられ、立憲民主党の野田佳彦代表を退けた。30年ぶりの少数与党である。内閣不信任決議案を否決する数を持たない、いばらの道だ▲政権決定の過程が変わる。花形の衆院予算委員長を立憲民主党が取り、自公の事前調整だけでは予算案が通らない。政策の優先度も変わる。改憲に前向きな勢力は総定数の3分の2を割り、選択的夫婦別姓に賛成の議員が7割超と世論並みに▲民意がもたらした国会のありようだ。政権維持のため政策実現で釣り、小政党を連立に取り込む自民党の手法が古びて見える。首相には持論の安全保障政策を言う前に政治改革を求める。立憲民主党も熟議を促す論戦や政権担当能力が試されている▲与野党に論語の格言をもう一つ。「巧言令色鮮(すくな)し仁」。意訳するとこうだ。言葉巧みで愛想いい政治家に限って民への思いやりに欠ける。
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孔子は、三つのうち二つを捨てるとしたら、最後に何を残すか子貢に問われた時、「信」を残すと言った。「昔から誰でも死ぬ運命にある。信頼感がなければ、立ちゆかないものだ」と。(顔淵篇7章)
もっとも、中国では古来より飢饉になると、子を替えて食う😱という風習?があると、孔子のこの見解を批判する人たちもいるが……。
見出し画像は、孔子と子貢が、「今の政治にたずさわる者はいかがですか」という問いに対して、「ああ、器量の小さい者ばかりで、数の内にはいらないな」。という、子路篇20章目から。
今の政治にたずさわる者の顔が石破さんっぽい!?😁
🐻