ボヘミアン・ラプソディー
幼い頃、車でかかっている音楽の存在は大きい。
今になってしまうと、何てタイトルの曲?なんて、
照れ臭くて父に聞けない。
ラジオで鼻歌披露して、リスナーに的確に当てて頂きたいくらいだよ。
Queenを聴いてる女子高校生なんて、
当時同じクラス学校にはいなかっただろう。
語りかけてくる様な、優しくも強い語調。
力強い一人一人のパフォーマンス。
世界中どれほどの人が、彼らに勇気を貰っただろうか?
勝負ソングはwe will rock youである私も、
そのうちの1人だ。
だからこの映画、広告を見た瞬間に絶対に観ようと決めていた。周りのみんなに言った。私、昔からこの人達の曲聴いてきて、これがまた本当最高で、早くこの映画観たいんだよね。と。今思うとちょっとイタイ。
IMAXで1人、ナイトシアターで鑑賞。
初めてエンドロールでスタンディングオベーションを観て、私は興奮が止まらなかった。
あれほど、私の気持ちに寄り添い、勇気をくれたたくましい曲を作り上げてきた彼自身が、最も孤独なのだ。
逆に、心底孤独な男が、あれだけたくさんの勇気をくれたのだ。感無量。
数回見て、今は違う。
あれほど孤独な男だからこそ、多くの人に寄り添い、たくましく勇気を届けてくれたのだろう。
この2、3年でそう思えるところまで
自分も少しは成長したなと思った。