再入場禁止
貴方に会いたかったと思って願って1年が経ちました。
今読むと本当に純粋に真っ直ぐ、でも照れながら
思いを伝えようとしてる文体で可愛い。
12月には献花に行きました。
貴方のことを想う人で溢れている羽田は
黒く、派手に感情がとめどなく流れていて
でもどこか貴方に会えたと思えていました。
私は貴方に会えていたでしょうか?
そんなことを考えてはキリがありません。
今でもあの日の自分の足取りを覚えています。
学校があった、でもうまく行けない。うまく行かなきゃ行けなかった。どうしても、という意思だけで黒い服を着た。なんとか歩けた。昔の知り合いと途中すれ違った。あとで「そんな服装なんてしないでしょう?」とLINEのグループでばら撒かれた。知らないよ。そうでもしないと歩けなかったから。
未だに貴方の追悼の本を開封出来ていないのです。私は貴方にお会いすることが出来ませんでした。何か頭が痛むような気がするのです。なにか、なぜか。なんでしょう?
会えなくても会えたとしてもどちらでも良い。貴方に思いをあの時伝えられていたのなら…!
多分これからもあの本を開けられないや。
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