受け取りやすいキャッチボールを心がけたい
貴重な1分なのか、たった1分なのか。人によって価値観は違います。
沖本るり子さんの『「結局、何が言いたいの?」と言われない一生使える「1分で伝わる」技術』を読みました。
この本に紹介されている方法が、身近な例が多くて参考になりました。
「まず、A4サイズの紙1枚とペンを用意してください。そして、そのA4サイズの紙に円を1つ描いてください」
当たり前ですが、私のイメージと沖本さんのイメージは違いました。
「伝えたつもり」が「伝わっていなかった」という状況が、過去に何度もあったなと思います。
何が言いたいのか分からない、だらだらした話は、聞く側にとって途中を省いたり勘違いしたりして、都合のよいまとめ方になってしまうからです。
私自身が聞く側でも話す側でも、似た経験をしました。
感じた違和感は、こういうことだったのだと納得出来ました。
・自分がされて嬉しいことが、相手が嬉しいことなのか?
・自分がされて嫌なことが、相手が嫌なことなのか?
・相手はどんなことをされたら、嬉しいと感じるだろうか?
こんなふうに、「私は」と自分を軸に考えるのではなく、相手を軸として考えると、コミュニケーションがうまくいくようになるのです。
自分の投げ方で相手が受け取りやすいかどうか。相手との関係性が、伝え方次第で変化すると思います。
「会話はキャッチボール」という例えがよく分かる1冊でした。