受け取りやすいキャッチボールを心がけたい

貴重な1分なのか、たった1分なのか。人によって価値観は違います。

沖本るり子さんの『「結局、何が言いたいの?」と言われない一生使える「1分で伝わる」技術』を読みました。

この本に紹介されている方法が、身近な例が多くて参考になりました。

「まず、A4サイズの紙1枚とペンを用意してください。そして、そのA4サイズの紙に円を1つ描いてください」

本書P19より引用

当たり前ですが、私のイメージと沖本さんのイメージは違いました。

「伝えたつもり」が「伝わっていなかった」という状況が、過去に何度もあったなと思います。

何が言いたいのか分からない、だらだらした話は、聞く側にとって途中を省いたり勘違いしたりして、都合のよいまとめ方になってしまうからです。
私自身が聞く側でも話す側でも、似た経験をしました。
感じた違和感は、こういうことだったのだと納得出来ました。

・自分がされて嬉しいことが、相手が嬉しいことなのか?
・自分がされて嫌なことが、相手が嫌なことなのか?
・相手はどんなことをされたら、嬉しいと感じるだろうか?

こんなふうに、「私は」と自分を軸に考えるのではなく、相手を軸として考えると、コミュニケーションがうまくいくようになるのです。

本書P206より引用

自分の投げ方で相手が受け取りやすいかどうか。相手との関係性が、伝え方次第で変化すると思います。

「会話はキャッチボール」という例えがよく分かる1冊でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?