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一息つくこと
コロナウイルスの影響で大学が休校(と言って正しいのだろうか?)になった。予定されていた行事がすべて中止になり、自宅待機をせざるを得ない状態に。進学と同時に一人暮らしを始めた私は、長い長い独り身生活に一旦ピリオドを打ち、実家へと戻って来た。授業は全面オンライン化。光を放つパソコンと永遠睨めっこの日々。あまりの眩しさに耐えられず、最近、ブルーライトカットレンズの眼鏡を購入した。以前よりは眩しくない。
平日も休日もどこにも行かず、毎日毎日家で過ごす日々。ここ最近の趣味と言えば「演劇鑑賞」だろうか。自粛生活が続くからなのだろうけれど、至る所で無料配信というのをやっている。家で過ごす私にとってはこれ以上ないくらいの感謝だ。夜八時になると決まってパソコンを開く。お風呂や夕食を終え、のんびりするためのお供である。好きな俳優さんが歌っているところ、演じているところを毎日のように応援したり眺めたり出来るのだ。映画鑑賞や読書も好きである。様々な作品を通して感性を養ったり、一観客、一読者、一視聴者として楽しんだり、案外悪くはない生活を送っている。本来であれば開催されていたであろうイベントや舞台も、コロナウイルスの影響で延期や中止に追いやられている。とても残念で悲しいことだが、致し方ないということも重々承知。いつかまた、きっと、再開出来る日が来ると信じて。私は待つしかない。そして、いつか必ず、私自身の目で、直接観劇したいものである。
他に長続きする自粛期間でやったことと言えば、料理である。インスタグラムで見たクリームソーダ、友達が作っていたホットケーキ。所謂、おうちカフェ。疲れた身体に甘いもの、毎時間続くオンライン授業の疲労を癒すためのちょっとした工夫。歪だろうが失敗しようが、自分が好きであれば何でも正解。こうして私は、この退屈な日々にちょっとずつ色をつけていく。