WARS EAST(2023/12/16)LOWER部門の個人的総括と大会予選通過のためのポイント
色々あってnoteは久しぶりになってしまいました、U-kiです。
さて、今回は先日行われた非公式大会ながらプロアマ問わず強豪が出揃うことで有名なWARSの課題曲、そして大会の予選をどう通過するかという点に触れていきます。
課題曲全般について
ただただ主催者の課題曲選出のセンスの良さに尽きますね。
リザルトや勝敗が荒れる大会を作ろうっていう姿勢、大好きです!!!
本命馬が順当に勝ち進む大会より、二番手三番手、ダークホースもワンチャンスあるような大会のほうが見て面白い、出て面白いんですよ。
かと言ってソフランなどの変則ばかりの曲を課題にしているわけでもないので、そこが絶妙だなぁ、と。
公式サイトでリザルト上がっていますが、そんな荒れる課題曲もあってか、予選〜1回戦でBPL選手・アドバイザーがそこそこ落ちてます。
プロだって神様じゃないからアマでも土の一つはつけてやれる、そういう下剋上の場所って大事だし何より面白い。
そしてプロ以外のプレイヤーも強者揃い、プロを脅かすプレイヤーがたくさんいるんですよ。
BPLも楽しいですけど、プロアマ入り乱れての有志主催の大会はこれまで以上に面白くなってくるんじゃないかなと思います。
さて、ここから課題曲個別の話です。
予選課題曲:ENDYMION(BSP)
開幕早々エンディミオンからの逃亡を許さない選曲
これ予選ボーダーラインどうなるのって仲間内で話してたんですが、
人によってロス20〜50とさっぱり一定しなかったんですね…
私自身も読みにくいボーダーでしたがは30台かなー、と予想してたところ、41がボーダーでした。
32名の通過枠のうち、参加者を見るとBPL選手やプロ以外にも予選通過はほぼ確実なマベ精度の高いプレイヤーが20人前後、おそらくその層がロス20台で抑えてくるだろうと考えての30台でしたが、実際のところはなかなか荷厄介な課題曲だったというところでしょうか。
本戦1回戦課題曲:Yuni's Nocturnal Days(ESP)
これ、もしかしたらEndymionよりスコア狙いやすいって人多かったんじゃないでしょうか?
しかしながら油断のならない譜面構成で、後半につれてリズム難の配置が増え、最後まで全く気が抜けない、俺自身練習の段階でこいつが1番安定しませんでした。
とはいえ、課題曲が他にもあることを考えると、こればかり練習するわけにもいかない、この辺りのさじ加減というか、大会全体の構成がうまいなーって思いました。
そしてこれ、マベ精度が高いプレイヤーならパフェ一桁でまとめられる程度の譜面なんですよ、それがこのWARSという、有志開催ながら錚々たるメンバーの集まる場で課題として設定される意味、個人的には一番恐ろしい課題曲でした。
その恐ろしい課題曲にやられて自分はここで敗退。
本戦2回戦課題曲:世界の果てに約束の凱歌を(DSP)
ここまでの課題曲に比べると、正直地力勝負な感じで、ソフランの暗記箇所も変則リズムも少なめ、一見素直な印象もあるんですが、BPMは早いのに判定はそんなに早くない、掘り下げてみるとやっぱり厄介。
緊張したり、焦ったりすると大体の人は早く譜面を拾いに行こうとするので、そうした人をふるいにかける意味があったんじゃないかな、と。
もっと言うと、最初12部の縦2連とスキップという、リズムをつかみにくく、それこそ最初にスコアが崩れてそのまま負け展開…という流れを作らんという、突き詰めるとこれまたエグい選曲だったようにも見えました。
本戦3回戦課題曲
glacia(ESP)
HARD BRAIN(ESP)
STAY GOLD(ESP)
対戦カード同士でお互いが上記の3曲の中から1曲を選曲、選曲が重複したらその曲、重複しなかったら消去法で残った1曲で競われる心理戦方式。
glacia。
早いBPMであり前半もそこそこながら後半にコンパクトな動きで踏ませる配置からいきなり捻りを入れてくる油断ならない構成。
言わずもがなSTAY GOLD。
体力やスピードの要求は少ないながら予習不足は即門前払いのソフランの嵐。
一方、オーソドックスな譜面と判定のHARD BRAIN。
先述2曲の箸休めと思いきや、ここまで通過してきたメンバーで争うとなると、640ノーツもあるのにパフェ一桁争いになる可能性を秘めている、とにかく胃に悪い。
何が選ばれても何かしらのエグい要素が待ち構えている選曲。
特にSTAY GOLDについてはBPLで何度か飛び交っていたので、対策済みのプロ選手と対戦する場合にSTAY GOLDをどう回避するかで悩んだ人もいたんじゃないでしょうか。
準決勝以降の課題曲はサドンデスで使われる役割ということで深くは書かないのですが、HARD BRAINと似たような位置づけだと思ってます、やりたくないよね?だったらサドンデス行く前に決着つけようか(^^)(^^)(^^)(^^)的な。
実際MARQQQ氏が後半までMFCペースでしたしね。
大会予選通過のための練習方法(一般論)
さて、多分気になる人が多い気がする大会予選の練習方法ですけども。知っておくべき課題曲が持つ要素、課題が発表されたらやること、以下の通りです。
・課題曲は何かしら厄介な要素を持っている
解決策→練習しろ
って書くと怖く聞こえますが、言い換えれば頑張った人間が報われやすい、これです。
一般論に加えて、大会主催および参加の経験則からなんですが、メチャクチャ難しいわけではないけど予習練習しなかったらそこそこムズイ、って曲や譜面が課題に採用されることが多いです。
今回のENDYMIONやGolden Arrowもそうですね。
主催の思惑次第ですけど、頑張ってきた人はワンチャンスあるかもね、そうでない人は覚悟しな。ってコンセプトや思惑がよくあると思ってください。
じゃあどう練習をすればいいのか、次はその練習の質を上げましょうという話です。
・ゲーセンに行ったら一番最初に予選課題曲を踏む
・そのまま同じクレジット内で一回戦、二回戦以降の課題曲も踏む
大会本番って待ち時間のほうが長いので、身体は冷えてます。
なので極力暖まっていないコンディションで踏んで出たスコアを日々参考にしながら実力を伸ばしていくんです。
そして課題を通しで踏むこと、大会は一発勝負ですから、粘着して判定を掴んで出したスコアなんて参考にならない、一曲一曲違うものを選曲して、判定などの認識をリセットしつつやりましょう。
とはいえ時間も限られているわけだから練習までずっと一発勝負にしたら仕上がりません。
・粘着は程々に、粘着して出せた自己ベストが本番で出せると思わない
・目指すは最高かつマグレの自己ベストではなく、そこそこの高スコアの安定
暗記した譜面配置やソフランなどのギミックをいかに捌くか、繰り返しの実践。
やっぱりスコアを伸ばすのはこれに尽きるんですけど、大会が一発勝負なのは変わらないので、程々に、というわけです。
じゃあ程々にってどのラインだよ!?って話になりますが
・足14まではPFCを出す
・ソフランなどのギミックは完全暗記する
一般的なポイントと言えるのはこのくらいで、大会のレギュレーションや参加者、参加枠次第で目指すべきラインは変わるので、そこも見据えた練習を行うのがポイントです。
・前日までにちゃんと休みましょう
当然っちゃ当然なんですが、せっかく積み重ねた練習が疲労や寝不足で無駄になりました!なんてことがないように、万全に近い状態で大会に臨みましょう。
おわりに
大会、と聞くとうまい人ばかりがいるから出ても勝てない、緊張する、じゃあやめとこうかな・・・
という感じで敷居の高さを感じて当然だと思いますが、大体の上級者は
うまくなってから大会に出た
というより
大会に出てうまくなった
って人が多いです。
課題曲のところでも触れましたが、頑張った人が報われやすい課題が出されることが多く、たくさんのプレイヤーのテクニックを目の当たりにできて、コミュニケーションからヒントを得られる場でもあります。
うまくなってから、はいつになっても答えがでないので、思い立ったら吉日的な勢いで、興味のある大会に参加してみましょう。
了