マックで地蔵はもう古い!理解している人は始めている現行報酬の立ち回り

初めましての方が多数かと思います。
U-Key(ユーキ)です。

コロナの影響でボーナスがカットされ、生活苦から2021/4よりUberの配達パートナーで補填をはかっています。

2021/5/10の配達報酬改定から早2か月。
『悪名高き3COIN全国導入!』と、既存パートナーから大ブーイングで迎えられた現行報酬形態ですが、いざ自分で走ってみると「前よりやりやすい」という感想しかないです。 

なにより報酬改定とセットで導入された、新機能が便利すぎます。
今までは配達を開始するまでわからなかった『配達先』と『予想配送時間』、そして『報酬予定金額』が表示されるのは大きなメリットでしょう。

よく知らない土地に飛ばされたり、配達を開始してみたら届け先が遙か彼方だったりした経験は、配達パートナーなら1度は経験した事のあるトラブルだと思いますが、操作ミスやタイミングが悪くて情報確認前に受けてしまうという事故さえなければ、避けることが出来るのはとても安心感があります。

このリクエスト受信時に表示される『報酬予定金額』。
この表示金額が300円ばかりであることから、「3COIN」の呼び名が広まっている訳ですが、実際に走っていると都内においてはめったに出会いません。

私の活動範囲が都内である時点で『地方は辛いんだ』と言われそうなんですが……
先行導入地域では先行故にノウハウがなく、結果的に報酬が低いままで推移してしまったのだろうと推測しています。

巷でUberの稼ぎ方というと『私はこうして稼いだ!』という現行ではなく旧報酬形態をベースにした古い稼ぎ方ばかり。
実績があるが故に、既にPVを稼いでいて検索ランクでも上位を締め、新人さんや新しく始めようとする人達の立ち回りに影響を与えているものと思われます。

既に時代遅れであるにも関わらず。


報酬改定の5/10を境に1週間程でマック地蔵は激減しました。
MENUや出前館など他社サービスへシフトする人がかなりの数で存在したと聞きます。

それから一月ほどで、新しい顔触れのマック地蔵がチラホラ。
緊急事態宣言下、収入を得るために新規参入が続いたのでしょう。
招待報酬も一時的に値上げされ、配達パートナーの不足が発生していたと思われます。

そんな新人さん達が参考にし真似ているのが、旧報酬版のハウツーであることは、動きを見ているだけでも良くわかります。

しかし、旧報酬の動き方をされると新報酬を理解して動いている人には正直邪魔です。
マック地蔵撲滅の為に導入されたとも考えられる報酬形態でマック地蔵されたら意味がないですし、周りの報酬まで引き下げると考えられるからです。

ズルズルと前置きしても、核心的な事を言わないと飽きられそうなので、とりあえず答えだけは書いておきます。

『300円が流れてきたら、余程の理由がない限り拒否しよう。納得出来る金額のみ配達することを心掛ける!』

これが『知っている人は始めている立ち回り』となります。

「当たり前だろう」と思う人もいるかと思いますが、私が見て回った範囲ではこのアドバイスは皆無でした。
鳴り待ちで見掛ける人達の動きや会話からは、この動きは見えてくるのですが、ネット上では取り上げられていないのです。

残念ながら、現行報酬における攻略法はUber側の詳細情報が開示されていないため確立されていません。

ですが、現行の報酬は拒否されると上がります。
これは検証を行った人がいるので事実です。

下限金額は300円。
300円のリクエストが流れてきた時点で、そのリクエストを見るのはアナタが1人目でほぼ間違いありません。

「300円しか流れてこない!」
という叫びをネットで見掛ける事がありますが、『立ち位置が良すぎる』or『周辺の稼働者が少なすぎる』事が原因であると考えています。

今までのUber攻略法の定番は、「鳴りやすい待機場所の確保」&「短距離リクエストを狙い打つ」の2本が主軸でした。
この2本を楽にクリアできるのが、マック地蔵という手法。
店舗からも店舗利用者からも悪名高く、ニュースにも取り上げられ、代表的なUberバッシングの一つとなった手法です。

マクドナルドは、Uber EATSが展開している何処の地域でも店舗密度の高いチェーン店であるため、1店舗辺りのカバーエリアが小さく、配達距離が短くなります。
また抜群の知名度によって配送件数も他の追随を許さないレベルです。

Uberのリクエストでは、基本的に店舗の近くにいる配達パートナーとマッチングをしています。
到着1分以内の距離であれば実績と評価の方が優先されている可能性があるようですが、受取店舗の近くにいるとリクエストを受け取れる可能性は上がります。

その結果、労せずして攻略条件を満たせる目玉スポットと捉えられ、マックの店前を最短距離の待ち位置と考えた配達パートナーがワラワラ集まる事態になっていました。

この定番攻略法は、配達報酬ではなくクエストと呼ばれる選択式の回数達成による追加ボーナスを収入の主軸とした稼ぎ方でした。
各パートナー毎に過去数週間の配達件数を参考にして提示される「指定期間内に〇〇件配達完了したら〇〇円」というボーナス条件をクリアする事を至上命題として構築されています。

クエストは週単位で前半後半があり、それぞれ月曜~木曜と金曜~日曜となっています。
現在は回数と金額の違う数種類のクエストから1つを選ぶ事になっていますが、以前は累進制で配達したらした分だけ適応されていたそうです。
アカウント毎に設定されるため、基準額や固定額は元々存在しませんが、「期間内120件達成で30,000円以上」という超高額クエストも存在していたと聞き及びます。

しかし、2021/5/10の報酬改定以降、クエスト報酬は減少傾向にあります。
私のアカウントに表示されるクエストも元々の額が大きくはないですが、以前と比べるとだいたい3~4割減っているので、高額のクエストをコンスタントにクリアしていた人達には大打撃でしょう。
この事実だけでも『クエストで稼ぐ』という既存手法が、過去の物になったと言うのには十分だと考えています。

クエストは限られた期間内での件数競争です。
クエストを主軸とした稼ぎ方は、1時間辺り何件完了できるかが重要になるので『待機時間なく次の配達に向かえる鳴りの良さ』と『短時間で終わる短距離配達』が何より重要でした。

そして、時間に追われて数を稼ぐ配達パートナー達によって、Uberバッシングでよく見られる「未配達&誤配達」や「交通法規無視&マナー違反」が発生していました。
職業意識の低さも問題だとは思いますが、欧米生まれの素人配送ですので、日本人が考える日本的職業意識は生まれませんし、Uber自身も育む気は無いでしょう。
ですが、明確な違法行為・契約違反にはうるさいのが外資企業です。
Uber EATS運営・レストランパートナー・配達パートナーは独立しつつもシステム利用料を支払うことで対等になっています。
Uber EATS運営に寄せられる配達パートナーに向けたバッシングが、システム面の影響による事は明白であり、その対応として現行報酬体系が組まれたのだと、私は考えています。

先に『現行報酬における攻略法はUber側の詳細情報が開示されていないため確立されていない。』と書きましたが、おそらくこの先も公開される事は無いでしょう。
システムによる自動算出であり、「Uber EATS運営にも金額の妥当性はわからないのではないか」という意見が主流であり、私もそう考えています。

ですが、データを集めれば見えてくるモノもありますし、検証により確定している事もあります。

長々と現状を話してきましたが、本題である『現行報酬を理解している人が始めている立ち回り』の中身をつめていきましょう。
これまで書いてきた様に、まずは旧報酬攻略法からの脱却が最善手となります。

先にも書いたとおり、現行報酬体系の代名詞とも言える悪名高き3COIN(1配達報酬300円)は、そのリクエストを受ける1人目である可能性が高いです。
件数至上主義が絶対正義とされていた頃を知っていたり、加盟店が少なく鳴りの少なさに泣いていた人には苦しい選択ですが、拒否されることにより金額は上がります。拒否する事に抵抗が強い人もいると思いますが、安心して下さい。『依頼段階でリクエストを拒否してもシステム的なペナルティーは無い。』と公式に発表されています。
取るべきは、複数人に拒否されて育ちきったリクエスト。1人目でとっても旨味は全く無いですし、誰かが拒否して美味しく育ったリクエストを受けた方が単価は上がり、1日の売上も増えます。

しばらく待っても300円しか来ないようであれば、立ち位置を変えてみましょう。
その場所はおそらく、位置が良すぎます。
今まで皆が求めていた「鳴りが良い場所」では報酬が低くなる可能性が高くなるのです。ずっと1人目では後ろに控える人達に利益を与えるだけです。程良く分散し、その地域の配達パートナーでグルグル回して、リクエストを育てる事が必要です。

現行報酬の仕組みである『ダイナミックプライシング』は公式の発表を信じるならば、需要(リクエスト数)と供給(配達パートナー数)のバランスを見て金額を決めている事になります。
実際にUberを走った事がある人であれば、ピークを抜けた途端にガックリ報酬額が下がるという経験をしたことがあるのではないでしょうか?

専業・ガチ勢ではなく、副業Uberなのであればピークタイムを把握して、ピークを抜けたのを察したら潔く撤収しましょう。

自分の報酬には繋がりませんが、私が予想しているUber配車システムのAI傾向が正しければ、将来的には自分にとって有益になります。


さて、『Uber配車システムのAI傾向』という言葉を初めて使いましたが、新報酬システムは『ダイナミックプライシング』と呼ばれるビッグデータ解析による価格決定システムです。
膨大な数の配達を解析し『客観的に見て妥当な金額』をコンピュータの判断で決定していくシステムだと説明されています。

2021/5/10以前は福岡や京都など一部の地域で先行しているだけで、聞こえてくる個人の声も記事も「Uberによる配送料金の出し渋り」「配達パートナーの苦境」という話以外はあまり見掛けられませんでした。
全国区となり、皆が一様に「これからどうすれば良いか」「Uberはどうなるのか」と考え始めたときに『リクエストを依頼段階で拒否すると、次の人にマッチングされた時に金額が上がる』という検証結果が出て来ました。
この結果から本当にごく一部の人達が考えた事があります。

『リクエスト表示時の予定金額が、一定以上に達しなければ受理されないという状態になれば、ベース料金自体が底上げされるのではないか?』

という予想です。

ビッグデータ解析による金額算出が、単純な平均額では無い事は言い切れますが、大元のデータが高額になれば算出される金額も大きくなるだろうと考えることは難しいことではないでしょう。

まだネット上でアドバイスとしては見掛ける事の無い意見ですが、同じ事を考えている人は確実にいます。
新報酬導入時に少数ですが、意見交換として見受けられた予想です。

そして、この予想を元に動いている人達も少なからずいると考えています。

先行地域では変わらず3COINが猛威を振るい、「東京の単価が高い」と文句を言われています。

私は「東京の単価が高い」理由として、リクエスト数と配達パートナー数の多さという莫大な分母の数と、「配達距離3㎞以上は長距離」だと認識している人が多い都区内の極端な短距離環境によって、配達報酬データの高額化が起きているからではないか?と予想しています。

実際に都内で稼働していても、配達距離3㎞以上のリクエストでは旧報酬を大幅に上回る水準の報酬がゴロゴロしています。しかし、それでも「遠いから」と拒否する話をしている人達は見掛けます。

私は先行導入していた地域で活動したことがないため、確定したことは言えず、あくまで予想となるのですが、3COINが横行して報酬の安さに泣いている地域の配達パートナーの方々は旧来の配達件数至上主義で動いてはいないでしょうか?
3COINS批判と共にクエスト報酬の安さを嘆く言葉もよく見掛けます。

先行導入の頃は全国的には旧報酬であり、件数至上主義が主流でした。
そのままの流れで、新報酬の全国導入後も件数を取るために金額を無視してリクエストを受諾し続けていれば、その地域の報酬データは低価格で据え置かれても仕方がないのではないかと考えています。

安くても走ってくれるなら高くする必要はないのです。


さてさて、長々と説明を書きましたが、重要な事は2点だけ。

『安価な報酬のリクエストは受けない』

『旧報酬の攻略法は既に役に立たない』

以上です。

現行システムに対する予想が正しければ、自分だけでなく将来的には地域全体の報酬水準も下げてしまう事になるので、意識して配達に挑む仲間が増えてくれると嬉しく思います。


何度か読み返してはいますが、とっちらかった感があるので、整理して書き直すかもしれません。

最後まで読んでいただけた方いらっしゃいましたら、誠にありがとうございました。

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