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町田ゼルビアの影響力

子供と散歩に出ると、公園によく行く。


私が子供の頃より暑いし、ゲームの種類も増えたけど、遊具の種類は減る一方で、公園で遊ぶ子供は少ないやろうなと思って公園に行くが、遊んでる子供は結構いる。


でも日陰でゲームをしている子が多くて、何人かがボールを使って遊んでいる。


「球技禁止」という公園が昔に比べると多くなったなと思っており、そういう公園はもれなく遊具の数も減っているので、


「何して遊べっていうねん」とツッコミを入れたくなるのだが、


日陰でゲームしながら駄菓子なんかを食べている姿を目にすると、公園はあるだけで一定の効果があるんか、と思ったりもする。


この日、行った公園は「危険な球技禁止」と書いてある公園で、


パッと思いつくのは野球なので、野球をしている子供は見たことがなく、ある程度の抑止力になっているのかなと思うのだが、


先日、行った時は、ラグビーをしてる小学生くらいの子供達がいて、ラグビーって聞くと危ないスポーツ!ってイメージがあるかもしれないのだが、


小学生がしてるし、ボールも柔らかめのやつで、タックルじゃなくってタッチで攻守交代みたいにしてたので、やっている子達が怪我する可能性はゼロではないが、


私の子供含めて周りで遊んでる小さい子に影響はないので、これは「危険な球技」ではないなと判断した。


ところがこの日は確実に危険な球技を行っていた。


そのスポーツはサッカーで、


私自身サッカーが好きだし、子供の頃、この公園でサッカーもしたことがあったし、サッカーは「危険な球技」ではないと思っている。


小学生高学年くらいの子達がサッカーをしていて、どこかでサッカーを習ってるみたいな本格的な子達じゃなくって、ちょうど公園で遊ぶくらいのサッカーだったので、最初は本当に危険だという認識はなかった。


しかし、彼らはボールを服で念入りにこすったりして、


「ロングスローするわ」


とか言っており、


それを待ち構える守備陣も、


「おい!町田ゼルビア来るぞ」と言いながら準備をしていた。


一応、サッカーのスローインにはルールがあり、町田ゼルビア含めサッカー選手でロングスローができる選手たちはルールに則った上でロングスローを投げており、


ヒール役というか、賛否の「否」の方が多い気がする町田ゼルビアもルールは守っていると思う。


ただ、その公園の子どもたちは違っており、ルール無用のドッジボールのようなスローインで再開されるサッカーで、


終いには、


「ゼルビアタックル!」とか言いながら、危ない目のタックルを繰り広げる輩もいた。


町田ゼルビアには、正直「賛」も「否」もないが、


2歳の子供が遊ぶには「危険な球技」だと判断して、まだ遊びたそうな子と、その公園をあとにした。


この話を、帰ってから奥さんにも伝えて、



地元のJリーグのチームと町田ゼルビアの試合を観に行ったことのある、奥さんは、


「ゼルビアは危ないからな」


と言ってその話をしっかり聞いてくれたように私は感じた。


しかし、その時、奥さんは奥さんで、毎月1回来るお寺さんのために、封筒に文字を書いていたタイミングであった。


そのため、


「あー間違えた」と、


話しかけた私のせいだと直接は言わないまでも、そのニュアンスの含まれている、言葉を発していた。


「もう!お布施って書きたかったのに」


と言っていたので、


「なんて書いっちゃたん?」と聞いてみると、



「お施布」


と書かれた封筒を見せてきた。

「おせふ?」


そんな町田ゼルビアの韓国人FWみたいな間違いする!?と思った。


でもこれって奥さんが悪いんじゃなくって、


町田ゼルビアの影響力がいかに強大か、


っていうのを示すエピソードのように思える。


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