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オンラインカジノを止めてくれた先輩
私は大阪の繁華街の近くで一人暮らしを数年間していた。
その時に、大学時代の先輩が遊びにきていて近くの繁華街で飲んでいた。
もう夜中も超えて朝方の時間帯で、居酒屋の客引きも、夜のお店の客引きも、華麗にかわしていたのでが、立ち止まってしまった客引きがあった。
「海外のカジノを日本にいながら遊べるんです」
もう7,8年前の話なのだが、今思うと、オンラインカジノでしかない。
一応、先輩といたので、声をかけられたのが私だったが、決定権は先輩にあるので、お伺いしたところ
「そんなわけわからんことやらんでいい」と一蹴された。
今になって思う、マジであの時、先輩よありがとう。
あの時やってたら、貯金がなくなってたかもしれないし、CMが飛んでたかもしれない。
まあ、使うお金も契約してるスポンサー企業もないんですけどね。
ただ、この先輩と、別の時に別の大阪の街を2人で歩いていた時に、
「今日の晩御飯を家族の人に聞いてもらえませんか?」
と声をかけられたことがあった。
関西に住んでる方ならご存知の方もおられるかもしれないが、
昔「ちちんぷいぷい」という関西ローカルのお昼の番組があって、それの企画で家族に電話をして夜ご飯のメニューを聞くというのがあった。
私は関西人なので、声をかけてくれた時点で、この人が「ちちんぷいぷい」の関係者であることがわかった。
この当時で私が20代半ば、ようやく「ちちんぷいぷい」に出演する時が来たか、と声をかけられた一瞬で高揚感を覚えた。
「今、広島から遊びに来てるので、今日は家族とご飯は食べないです」
という先輩の一言で、私の「ちちんぷいぷい」の初出演は立ち消えとなった。
「いや、あれ多分テレビ番組で、、」と私も諦めなかったのだが、
「え?テレビなん?家族に晩御飯聞いて何がおもろいん?」
と聞く耳を持ってくれなかった。
この先輩が新しいこと、自分の知らないことに積極的になれないだかと思いきや、
今は、海外で仕事をしているから、ただ正しい判断をしただけな気もしないでもない。
「ちちんぷいぷい」も終わってしまってるし。
でも私はあのコーナー好きやったし出たかった!