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平成ドラマから考える、サウンドトラックの必要性
最近めっきり寒くなって、令和になっても半袖半ズボン小学生は存在している一方、
年々厚着になっていく私みたいなおじさんも存在している今日この頃。
3歳になった我が子も、防寒には興味がないようで、帽子はもちろん上着も着るのを嫌がる。
半袖半ズボン小学生予備軍かもしれない。
ヒートテックはぎり着ているものの、ペラペラの服で外出する我が子を気が気でなく見ているのだが、上着を着るのが嫌という気持ちも尊重してあげたいなとも思っていた。
「おれのコート知らない?」
上着を着るのを嫌がっていた我が子がいきなり私に聞いてきた。
お、自分からコート着るんや、と驚いたのと同時に、
ん?おれ?というのにも引っかかった。
普段は、自分の名前にくん付けか、親の真似をして、わたし、と言っているので。
そして、このセリフどっかで聞いたことあるぞ、とも思いながら子にコートを渡すと、
受けっとった3歳児が、
「しぬきになったらさ、なんかちからわいてきた」
と言って走り出した。
そこで気がついた、
あー、これ踊る大捜査線の青島や、と。
劇場版3作目で、深津絵里演じるすみれさんから、コートを受け取る時の織田裕二演じる青島のセリフの再現をしていたのである。
走り出した我が子を追いかけてみると、踊る大捜査線のテーマソングを口ずさみながら走っていた。
踊る大捜査線にハマっている3歳の我が子だが、古畑任三郎にもハマっていて、
「あーふるはたですぅー」って言ったり、「いまみずみ」と今泉とうまく言えないながら楽しんでいる。
改めて私も見てて、やっぱ平成のドラマは良かったなっと感じている。
この2作品の何がいいって、サントラというか、音楽であることを改めて実感した。
小さい子の特徴なのか一度見た回を何度も何度も見たがり、私が色んな回を楽しめないので、子が寝静まったタイミングで、まだ見ていない回を1人で楽しんでいる。
古畑任三郎は、オープニングやエンディングの音楽も有名だが、殺害シーンでは殺害シーンの音楽が使われおり、緊迫感が非常に高まる。
その時見ていた回でも、もちろん殺害シーンで緊張感を高める音楽が流れてきて、
いよいよ事件が起きるって時に、
私がいたリビングの隣に一する、寝室の引き戸が、スーッと開いた。
「ん?じけん?」
薄目をこすりながら、胸にアンパンマンのイラストが描いてあるパジャマのアンパンマンが見えなくなるくらいシャツインしている、3歳児がそこにはいた。
ドラマのBGMってドラマを盛り上げるだけでなく、
3歳児を風邪から守ったり、睡眠時間を妨げたり様々な効果があるみたいです。