オーダーウクレレへの道〜2〜
2022.10.3
暑すぎず、海からの風が心地いい秋晴れの日。
旧式の江ノ電に乗って七里ヶ浜へ。
工房の隣の建物の階段を登った2階のテラスから打ち合わせをするお部屋に入ります。
壁には一面に三井 達也さんのウクレレが並びます。緊張とわくわくする気持ちで打ち合わせが始まります。
どんなウクレレにしたいのか。これからそのウクレレでどんな音楽をしたいのか。打合せに行く前にいろいろと考えて行きました。
打ち合わせの時点ではまだはっきりとイメージはできていませんでしたが、三井さんに想いを聴いていただきながら、少しずつ自分の中で整理されていくのがわかりました。
まずはどんなサイズのウクレレにするか。
三井さんの工房では、基本モデルは9タイプあるそうです。
ソプラノサイズからテナーサイズまで、スタンダード型とパイナップル型など、さまざまななタイプをオーダーすることができます。
イメージを言語化していくこと、それを伝えることの難しさやもどかしさを痛感していました。しかし、三井さんとやりとりをしていると、その難しさやもどかしさが楽しさに変わっていきました。早く決めて、早くそのウクレレが弾きたい気持ちと、もっとこの打ち合わせの時間が続けばいいのにという気持ちとでいっぱいでした。
どんなウクレレが欲しいのかそれを整理して伝えて、ひとつひとつ決めていく作業は、自分は何が好きなのか、どんな音が心地よいのか、自分との対話でもありました。自分の好みをはっきりさせていく、見つけていくのはとても楽しい作業でした。
どんなサイズで、どんな木材のウクレレをオーダーしたのかは、次回また。