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オタク目線でのキャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンの感想
「僕の人生、見せてあげる」
幸せのフライトからただいま!
私にとっては2年ぶりのキャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン。
一言で言うとやっぱりミュージカルって楽しいよねという話。歌って踊ってステージに立って照明いっぱい浴びる姿、かつ座長という立場で0番にいるあの状況はかなり私にとって幸せな時間と空間の掛け合わせ。オファーしてくださった方も何より仕事を受けてくれた彼にも感謝です。ありがとうございます。
さていつも自担のこと好きなんか?と言われてる私。実際私もなんで好きなんだろうって思うこと多いですしね、否定できないよね。そんな私でも舞台のあとは大好きの気持ちがいっぱいで抱えきれませんのでこれはみなさまにお裾分けという名の押し付けです。
ありきたりな言葉になるけど彼は魅力的な人だなあって。
舞台全体としてのお話は改めて(別アカウントで)書く予定なので、今回はあくまで私のオタク目線でのお話ししますね。
2年前の記憶
2年ぶりでしたが案外話の展開覚えているもんですね。「あー次ここから出てくるよな」とか「ここまで来たらあとこれくらいか」とか、双眼鏡も無意識に構えていたし。
前にも別のところで話したんだけど『Live in Living Color』の途中にある「あんたもねぇ!」っていうセリフそのものも言い方も大好きで。今年もそのセリフ聞いて高まってしまったし、マスクの下で口パクして重ねてしまったレベルです。表情も声も動きも何もかも最高なんだよなあ。
(2年前の記憶を入場1時間前に書き上げた記事はこちら)
私の好きなひかるくん
どのシーンが好きだったかなあって考えながら書いているけど、終わって捌ける前のあの表情が一番好きなのかも知れない。どのシーンとかどのフランクとかではなくひかるくんを感じたところ。
よく結婚相手は好きなものより嫌いなものとか許せないことが一緒の方がいいって話になるんですけど、それに近い感じというか。好きな人の好きなことと自分の好きなものが一緒で嬉しいな、私この人のこと好きでいてよかったなってなるあの瞬間。
この流れだと「好きなものが一致しとるやん」て話になるんけど、彼がやりたいと思っていることととこっちが求めていることが違ったらそれはそれで悲しい話になるじゃない?
結婚相手とアイドルは全く別で違うけどさ。あの人がやりたいことが私の求めるものではなければ、私は彼らの想像する客層ではないんだと、自分に言い聞かせるようにしているし。絶対にアンチになって降りることだけはしたくないって話は長くなるので、この話はまたいつか。
話脱線したけどとにかく最後の表情見れた瞬間は、「この舞台観ることができてよかった」という気持ち以上に「この人のこと好きになれてよかったな」て気持ちになるんだよなあ。だからカテコの最後の最後で登場するシーンも好きなのかもしれない。キャストも含めみんなが彼の登場を待って、彼への視聴率がほぼ100%になるあの時間って何て言えばいいんだろう。良い言葉が見つからなくて悔しいけど、私は拍手に気持ちを込めて音として彼にお疲れ様と大好きの気持ちを届けています。
まあ結局私は岩本照さんが好きということで。
観劇ごとの感想
私は今回ご縁がありまして3回入ることができたんですが
1公演目は「久しぶりだ!」わくわく
2公演目は「喉の調子悪い?無理ないで?」そわそわ
3公演目は「大好きだよ!いつもありがとう」感情崩壊
こんな気持ちでした。
舞台に立っている姿も最後にお話ししてくれる言葉も全部全部宝物。ジップロックとかに入れてたまに眺めながらも大事にしまっておきたいくらいです。
17日のマチネ公演で喉の調子悪いな?と思ったあとに歌聞いて「だめかも」って正直なったんだけど。無理してもはや意地で声出すから「あと1公演あるからさー( ; ; )」ってなりながら観てました。これも2年前の記憶なのかわからないけどここは出にくそうだな?って思ったところは、やっぱり歌いにくそうで。最後の方はもはや祈りながらの観劇になってた気がする。
ソワレ公演も心配しながら観てたけど1曲目から歌い方変えてきてさ。2時間で調整してきたところにも泣いたしこれで終わりなんだと思っても泣いちゃった。
昔私がミュージカルしていたとき「お金をもらう以上プロだよ」ってしつこく言われてたんですが、彼はやっぱりプロなんだなって。そしてあの2時間で調整できたことはきっとこれからのお仕事に活かすことができると思うの。その瞬間に立ち会うことができたのも、今回の観劇の嬉しかった瞬間1つかもしれないな。
(そして私は呼吸ネキになってしまった)
最後の曲かその一曲前かこれまた記憶が曖昧なんだけど、歌い切って両手ぎゅってガッツポーズみたいなのしたのよ。それを見た私の視界は涙の海ですべてがぼやけてしまいました。
本当に35公演お疲れ様です。
ひかるくん好き!となったシーン①
なんだかんだここまで彼のおたくしてるのって踊りが好きっていうのも1つ。ここは自信を持って好きっていえるところ。
ピンストライプに釘付けのときにフランクシニアの歌を聴きながら下手で軽く踊っているところも、歌い始めて飛びながら歌うところも全部好き。手を使わず頭で髪の毛ふぁさってするのは私の心臓抉り取られるんじゃないかってくらいギュンてなるくらい良くって。今さらですが好きな仕草?踊り方?に気づきました。
あとはね、いつまでも二人でのときに文字通り指先まで踊っているところも私が好きになった彼だなって思ったな。
これは少数派の自覚があるんですが、私は彼の膝も好きです。family treeで結婚してくださいって片膝ついてプロポーズするところ、立ててる膝の角度が直角でとてもカッコよかったです。
あとは言うまでもなくバク転ね。
床を蹴り上げて長い脚をひょいって後ろに回すじゃん。すごく軽くやるけど助走の勢いもないし、回り終えたあとも強い体幹でピタって止まって歌い始めるし。運動神経が壊滅的な私にとって、同じ人間として尊敬します。
ひかるくん好き!となったシーン②
みんな大好き世界の七不思議。今回は前回より「幼い男の子」の雰囲気がとても出ていた気がします。うしろから抱きしめている瞬間はいちゃいちゃしているというより、甘えまくってる印象だったなあ私は。
このシーン何回見ても三角筋と僧帽筋の境目?まだよくわからないんだけど「そこって凹むんですか?!」て部位があります。私が筋肉に詳しくなりたい!筋肉パズルつくりたい!て2年前の記憶が蘇りました。
ひかるくん好き!となったシーン③
このお話は「自分が何を着るかで何者にでもなれる」というのも1つのテーマ。だからその分着替えが多いんですよね。ジャケット脱いで着替えてみたいなの何回もあるけど、雑に脱ぎ捨てるんじゃなくて軽く畳むようなところみると好きだなってなります。
病院にフランクを探しにいったときに病院の人から「カルテを細かく整理する人」みたいな特徴挙げられてFBIが「やつだ!」って断言するんですけど、几帳面なところが出ていて非常によかったです。最初と最後の空港のシーンの新聞をたたむところも几帳面さが出ているな、って思います。
フランクとしてそうしているのかもしれないけど、私は彼の性格的にそうだろうなとも思うのであえてここに挙げておきます。
甘やかされていると思ったところ
もともと彼は現場でもおたくに優しい人っている印象が私にはあって。ライブの時はこんなあたしにも目線あったら何かしらレスくれるし。
今回は挨拶もそうだけど手拍子しているときに何度も親指立てて「いい感じ!」って褒めてくれている気がしましたね。こちら側がやりたくてやっていることを褒めてくれる人。
大千穐楽はあまりそんなシーンなかった気がして本当にかれもいっぱいいっぱいだったんだと思うけど(たくさんの方がおっしゃっているように何度も胸叩いて自分鼓舞している気がした)その分こちらから送った気持ちが届いているといいなあって。
最後のあいさつもさ他の演者さんのファンの方だってたくさんいるのに、私たちに向けてくれた言葉をたくさんくれて。そしてその他のファンの方もお話聞いてくれて。優しくてあたたかい空間がそこにはあったよなって、思い出すとまた泣いてしまいそうになるね。
プレイボーイフランク
日本語版だとドクターの言いなりかな?ギラギラしているあの目が好きでそのシーンはどうしても双眼鏡でお顔を拝見したくなります。でも今回は初演のときより看護師さんたちに驚いている表情もあったかな?
それにしても今回は女性との距離が近いところが多くてとてもよかったですね。(大声)JetSetで階段が動くシーンは前回はCAさんを支えることはなかった記憶なんだけど、私の記憶が飛んでいるだけかも。
CAさんや看護師さんを見つめる瞬間はギラギラしたオスの表情なんだけど、ブレンダを見る表情は本当に少年みたいで。いなくなってしまったお母さんに重ねてるところもあるのかなあ。そうなると世界の七不思議で甘えているところも、Fly,Fly Awayでブレンダが「幼い男の子」っていうところもすべて繋がる気がするんだよね。
今回気づいてしまった事件
今回1回くらい双眼鏡で追ってもいいのでは?と思ったので長時間ロックオンしたときが1回だけあって。そこで気がついたことが2つ。
1:筋力の低下
双眼鏡がドーム用の高倍率なのもあってとにかく腕が痛い。肘掛けに肘置いて固定しようとしても私には高さが足りない。
岩本照さん、もしこれを読んでいたら上腕三頭筋に効くトレーニング教えてください。
2:実は自担の顔が好きなのかもしれない
私の歴代担当のみなさんをご存知であれば、彼は私のタイプではないわかっていただけますよね。だから冒頭でのお話と似ているけど、かっこいいってなって周りがなっていても否定はしないけど、該当担なのかと言われるほど肯定もできないときもある。
でも今回双眼鏡で覗き込んで気がついたけど、私ってもしかして彼のご尊顔も好きなのでは?
これは私にとって大事件でして。なんだかんだ彼のこと好きだなって思う瞬間あるんですけど、そうなると「顔がタイプじゃなくて良くてよかった。人生狂っていた。」が締めの言葉だったんですよ。友人からも「彼があのビジュアルなのは(浮かれぽんち)の人生を狂わせないため」と言われたので、ある意味彼のオタクをする上でのスローガンでした。
つまり顔が好きになると私の人生が狂う。
これは私にとっては事件であり悲報なんですが、周りは朗報と喜んでくれています。ただ現状”かもしれない”であって断言はできないのが救い。
劇中何度か「勝ち負け」の話をフランクはしていますが、私もここで認めたら負けな気がしています。
勝敗でるまで戦いますが、ハンラティさんがフランクに言った「逃げることに疲れる」状況になるのかもしれない。私の場合は逃げると言うより認めるだけど。
ひかるくんの挨拶
今回千穐楽の最後の最後挨拶は新幹線の都合で聞けていないのですが、彼の言葉で思っていることとか感じていることを聞くことができてよかったなあ。事前に考えるのが好きじゃないって言っていたけど、それでしっかりお話できるからすごいよね。
何度か「〇〇な星に生まれた」と言っていたんだけど、同じ星に生まれて同じ時間過ごせて幸せだなって思ったら涙が止まらなくて泣きながら話聞いていました。
泣いちゃった理由が私には嬉しかったのか悲しかったのか寂しかったのか苦しかったのか全く想像つかないのでなんて言葉を贈るのが一番なのかわからないけど。次に繋がる意味のある涙だったらいいなというのは、どの感情に対しても共通している気がするので、これからもひかるくんと同じ空間で過ごせる機会があるといいな。
フランクの人生を見せてくれるミュージカルだったけど、ひかるくんの人生も見れた気がする舞台でした。
まだまだお仕事があって大変だと思うけどゆっくり休めるときは休んでね。
ありがとう!大好き!
フランクにもまた会えますように!