褒められて、複雑な気持ちになる時
先日、褒めていただけた。
その人はわたしを見つめながら、
「 普通にキレイだよねぇ 」
と、言ってくれた。
普通に、の意味は、普通レベルのキレイ、とか言ってるんじゃなくて、お世辞じゃないよ、という意味だと受け取った。
とっても嬉しかった。
そのあと、その人はわたしを抱きながら、
「 妬ましいくらい、キレイだ 」
と、つぶやいた。
褒めてくれてるのは、わかっているんだけど、その言葉はわたしは少し悲しくさせた。
女同士だと、妬ましいとか、そういう気持ちが湧きやすいのは、わかっている。
でも、わたしが美容を頑張ったり、オシャレして会いに来たのは、あなたに勝ちたいわけでも、マウント取りたいわけでも、妬まれたいわけでもない。
目の前のあなたに、喜んでもらいたいからだ。
そして、
また会いたい、
また抱きたい、
って、思ってもらいたいのだ。
キレイにしてきたことが、結果的にもう会わないでおこうと思われたり、マイナスに働いてしまったのかと思うと悲しい。
それでもわたしは、美容も、デートの時にオシャレするのも、やめたりしない。
それなりに綺麗にして行くのは、その時に会うお相手への礼儀だとも思っているし。
でも、素直に喜んでくれる人と一緒にいる方が、相性的にはいいんだろうな。