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踊り子と男たち

民族舞踊をしていたことがある。

インド舞踊、フラメンコ、ベリーダンス、ジプシーダンス… 。
いろいろやって、華やかな衣装を着れて楽しかった。
踊る場所も、レストラン、ライブハウス、ホテルのロビー、路上、有名な劇場など、いろいろでした。
控え室がなくて廊下で着替えてお化粧したこともある。

当時の先生や先輩たちとの恋バナでは、まあ皆さん、幸薄いこと。
ヒモみたいな男性と暮らしているダンサーの多いこと。
売れない芸人とか、ちんどん屋とか、日本かぶれの尺八吹きのイギリス人とか。
派遣社員はマシな方。
浮気ばかりされてる子も多かった。
先生クラスの人でも、女の方が稼ぎ、男は家で楽器やってるとか、そんなでした。

そういう恋の苦しみなどが、踊りに活かされるんだろうか?

民族舞踊は独特の哀愁があるので、悲恋みたいなものに惹かれるダンサーが多いのかな?

今のことはわからないけど、当時はそんなんでしたね。

なつかしい。
今は平和だなぁ。

でも、ちょっと退屈。
だから、こんなことを思い出したのかしら。

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