うそをつくこと
先日、仕事の引き継ぎを受けた時のこと。
その方は丁寧に、マニュアルを作ってくれて、電子ファイルもあるが、印刷もしてくれて、その印刷物を見ながら説明をしてくれました。
が、最後にその人のモットーのような考えが、3つほど書かれていた。
そのうちのひとつ。
「嘘をつかないこと」
…
… うーん
… 小学生か?
この人と一緒に仕事することにならなくて、本当に良かったと思ってしまった。
そりゃあ、詐欺とか、そこまでじゃなくとも悪意ある嘘は良くない。
ズル休みとか、そのレベルのことを言っているのでしょうか?
でもたいてい、そういう嘘は、自分の首をしめる結果になりがちだから、ほっとけばいいんじゃないかなぁ、と、わたしは思ってしまう。
わたしはね、優しい嘘なら、いくらでも言えばいいんじゃないのかな、と思っている。
バレエの発表会があったばかりなのですが、
今日のアイシャドウ、めっちゃ綺麗!
その衣装、一番似合ってるよね!
とか言い合って、お互いに本番に向けてやる気を上げるんです。
その結果、全員が本番でも臆することなく力を発揮できていい舞台になったら、それで万事オッケーなわけです。
そんなわけで、どういう意味か聞くのもアホらしくて、その一文については流しておいた。
職場でもお互いに気持ちよく仕事するために、
今日のスーツ、似合ってますね、とか、
そんなことは、本当にいくらでも言えばいいと思う。
地味で暗い陰気な職場が、真面目とか誠実とは思わないですよ。
まあ、わたしはそんなスタンスで働いているせいか、女子を気安く褒めまくってるので、すごい女好きのチャラい人、て思われてる節はある… 。
と言うか、みんながやらなさすぎなんだよー!
嘘でも褒められると、誰でも嬉しいもんじゃないのかな?
嘘だとわかってても、その思いやりというか、気持ちが嬉しくないですか?
ちょっと褒めたらすぐに調子に乗る?
調子に乗ったら、けっこうすぐに痛い目見たりしますので、ほっといて大丈夫ですよ。
褒めてるこっちも、巨漢にスリムですねーとは言わないですよ。
それはイヤミになってしまう。
本人が、あら、やっぱりそうかしら?て思うくらいのところを見つけて褒めてますから。
優しい嘘は、ホワイトライ、て言うそうです。
どんどん、白い嘘をつきましょう!