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ザ・箇条書き日記(2)

説明しよう。箇条書き日記とは、日記が書けない人でも最初に「・」をつけるだけで日記が書ける画期的なシステムなのだ。では本日もさっそく。

・残業続きの会社仕事。いや、嫌じゃないんですよ。基本ボディーワーカーですから、負担は軽いというか、ぼくくらいになると(?)、登場するのが仕事みたいなところがありますからね。大物ゲストか!?って感じですが、そういうところもあるかも。その分、その反面、ボディーワーク以外のやらなきゃならないことが疎かになっているので、まぁ、時間の配分、調整能力、後輩ほかの他者との協働をもうちょっと考えないと、なかなか業務がこなせなくなってまいりますね。さすがのぼくでも寝る時間がちょっと増えてきたのでねぇ、自分個人の仕事・絵本とコピーもがんばりたいのでねぇ。要はバランスかな。バランスがすべてで、すべてはバランスなのかも。それがいちばんむずかしい。

・記憶記憶って、世の中の方々はよくいいますけれども、ぼくも記憶を大切にしがち。まぁ記憶力もいいほうだそうなので、せっかくなら、記憶を活かしてというか、記憶を下地に根っこにベースにモチーフにしてつくっていけたらとは思います。結局じぶんの中にないものはかけないとも思いますしね。ぼくは断然、映像記憶と対人記憶に長けています。

・もうすぐそういや生まれてから丸48年が経とうとしています。おなかのなかにいた頃も含めると49年目ですかあ。ぼくらの生まれた年、1976年に何があったかだなんてのは文献ほかに任せるとして、実際のぼくの中にある「最初の記憶」とでもいうのか、今でも顕在的におぼえていることってなんなんでしょうね。潜在的には、そらねぇ、三つ子の魂百までともいいますし、その潜在記憶がぼくの性格とか血とか骨になっているはず。まぁ、家族がすべての時代がぼくにもありましたから、自分史上最古の記憶は家族との思い出になるのかも。ぼくの母は今やもう要介護状態の立派な高齢者ですが、おぼえてくれているのかもしれませんね。ぼくの生まれた頃のこととかね。生まれたことは真実やけど、その時の記憶はぼくにはない。でも母は全部おぼえてる。おかんってすげーな。

・高齢者といえば、ぼくは高齢者の介護業界でも働いていました。10年くらいかな。介護施設の認知症棟の現場と訪問介護の事業所とさいごは在宅におられる方のためのケアマネジャーをしてました。まぁ、思い返せば現場介護職がいちばん向いていたかもしれません。肉体労働的にはぼくにとっては大きな負担ではなかったし、頭脳労働でもないし、いわば「感情労働」でしたかね。もちろんすり減らす部分もありましたが、認知症を持ってはるおじいちゃんおばあちゃんのアイドル(!)として働いていました。人が人のお世話をする。けっこう人間らしい仕事だと今も思います。どんな人でもしあわせな気持ちでいたいというのは共通ですし、しあわせは目標にもなり得ますから、そんな目標の貫徹のお手伝いの仕事をしていたことは、ぼくの今後の制作にも役立つはずと思っています。


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