怪人 なんでも面白がれる男
まぁねぇ、いきなりですが、ぼくは面白いことが好きなんですよねぇ。
「面白い」って解釈がむずかしいけれども、少なくともお笑いというだけではないですよね。
たとえば、日々の発見。面白い。
日常のワクワク。面白い。
退屈に見えるルーチンワークのつまらなさを理解したうえでの動的な毎日。面白い。
みんなが興味のないようなことに視点を合わせ、ぼくなりに光をあてる。面白い。
その面白さを表現・表出させるための手段として、ぼくはことばを使います。
ことばを使ってモノをつくったり、だれかにお伝えするという行為が、ぼくにはとてもおもしろい。
その「面白い」って、原点には「なにごとも面白がれる視点と心」が必要なのではないでしょうか。
なんというのか、悲観や批判や絶望って、つらいんですよね。
少なくともぼくの気分はいい方向ではありません。
どうせなら!ではありませんが、面白がって生きたいんですねぇ。
何がきっかけになるかだなんてわからない。
だからできるだけいつも、素直に感激できる心を持ち合わせておこう。
そう固く誓って?早十年、十五年くらいでしょうか。
もちろん、そんなことも忘れて、ひねくれていた時期もあったけれども、
ぼくが基本的に感激体質なのは、ぼくのいいところともいえる「面白がれる性格」のおかげだと思うんですね。
人生の時間は有限云々、などとよく言われますが、のんびり体質のぼくには正直、ピンときていません。
ただ生きてきて47年目にして、ゴールから逆算して考えて行動する感覚は湧いてきています。
老後の不安なんて前提でしょうし、どう生きたいか?とちょっと深く考えると、ぼくはおもしろ人生を送りたい。
世の中が面白くなかったのなら、自分が面白がらないと。
世界がつまらないのは、自分がつまらないからなのだ。