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VRChat 物をつかむ!設定方法

※2024.10.7 記事更新しました。


<4つを追加する事で出来ます!>

・プレハブで親子関係の場合は、親側に設定します。
・インスペクターのコンポーネントを追加から、下記4つを追加。

①Box Colliderを追加。(衝突判定)
②VRC Pickup を追加。(掴めるようになる)
③Rigidbodyを追加される。(物理設定)
※VRC Pickupを追加すると自動で付きます。
④VRC Object Syncを追加。(他の人と同期する)

・Box Colliderのサイズは、オブジェクトのサイズに調整して下さい。



<① 手を離すと落ちる設定>

『Rigidbody』
・【重力を使用(Use Gravity)】にチェックを入れる。
・【キネマティックにする(Is Kinematic)】のチェックを外す。

『Box Collider』
・【トリガーにする(Is Trigger)】のチェックを外す。
(チェックを入れると、地面を貫通して落ちてしまいます)

『VRC Object Sync』
・【Allow Collision Ownership Transfer】のチェックを外す。



<② 手を離すと空中で止まる>

『Rigidbody』
・【重力を使用(Use Gravity)】にチェックを外す。
・【キネマティックにする(Is Kinematic)】のチェックを入れる。
 (空中で止まるようになります)

『Box Collider』
・【トリガーにする(Is Trigger)】のチェックを外す。
(チェックを入れると、地面を貫通して落ちてしまいます)

『VRC Object Sync』
・【Allow Collision Ownership Transfer】のチェックを外す。

<③ 投げると、投げた分だけ飛んでいき、空中で止まる>

『Rigidbody』
・【重力を使用(Use Gravity)】のチェックを外す。
・【キネマティックにする(Is Kinematic)】のチェックを外す。
・【抗力】の数値を増やす。
  0は永久に飛んでいき、大きくした分だけ飛ばなくなります。



<ピックアップの動作設定>

『VRC Pickup』で設定できる機能を紹介します。

<インタラクタの距離>

『Proximity』
・インタラクト可能な距離(m)を設定します。

<ホールド機能>

『Auto Hold』
【Yes】:持ったままになります。
【No】:インタラクトしている間だけ持ちます。

<横取り禁止>

『Disallow Theft』
・チェックを入れると、他プレイヤーの横取りできないようになります。

<デスクトップモードでの操作>

『Allow Manipulation When Equipped』
・デスクトップ時、キーボードのI,J,K,L,U,Oまたはマウスホイールで操作できます。基本的にはチェックを入れておきます。
※【向き】をGunかGripにしていると、チェックをOFFにしていても操作できます。

<引き寄せの有無>

『インタラクタ時、引き寄せる』
・『向き』を【Any】に設定します。
・この時、『Exact Gun/Grip』の設定は無効になります。
インタラクタ時、引き寄せないようにする
・『向き』を【Gun】か【Grip】に設定します。
・『Exact Gun/Grip』は設定しない。
 オブジェクトが思わぬ方向を向く可能性があります。



<補足 処理の軽量化を考える場合>

・物理が動いているものが多いとリアルタイムに処理するものが増える為、重くなります。同時に動かすピックアップが多い場合は『② 手を離すと空中で止まる』がおススメです。

・『VRC Object Sync』は他のユーザーと同期させる機能ですが、この『VRC Object Sync』を使用した同期を多く使っていると重くなります。
別の同期方法がありますので、そちらを使える場合は変更しましょう。
例えば、みみーラボさんの『ManualObjectSync』があります。



<補足 ボール等を跳ねさせる>

『Box Collider』にあるマテリアルに、物理マテリアルをつけることで、
 重力付きのオブジェクトが跳ねるようになります。
 
参考ページリンク



<補足 VRC Object Syncの設定>

・【Allow Collision Ownership Transfer】のチェックは基本的には外します。
有効にしていると、他の人のオブジェクトにぶつかった時に、オーナーが移動するようになるようです。が、これがバグの原因になる事があるらしい。
詳しい事は調べきれませんでしたので、使用する場合は自己判断でお願いします。



<補足 ピックアップするオブジェクトが暗くなる問題>

・リアルタイムライトを使用しているワールドは問題ありませんが、ライトベイクしているワールドは要注意です。

・解決するには、『ライトプローブ』と『リフレクションプローブ』を使用しましょう!



<補足 デスクトップモードでピックアップ時、変な位置に移動してしまう>

・自作したオブジェクトに起こる可能性があります。
 ピックアップはオブジェクトの原点を中心に動作します。
 原点はオブジェクト内に調整しましょう。
 ※回転させる場合もその位置から回転します。



あとがき

・unity2019から2022になり、表示も変わっているため更新しました!
・ざっくりと使用できる機能だけの説明に変更しました!
 シンプルに使いこなしましょう!


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